ゆーたん@東大卒のセミリタイア物語♪

米国株(アメリカ株)中心の高配当株式投資で経済的自由・セミリタイア(FIRE)を目指す、一人の女性の物語♪

銘柄分析

【BTI】(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)~世界有数のグローバルたばこメーカー!~

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ゆーたんです♪

世界有数のグローバルたばこメーカー、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの銘柄分析です。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコってどんな会社?

ブリティッシュ・アメリカン・タバコBritish American Tobacco、ティッカー:BTI)は、イギリスのロンドンに本社を置き、たばこ事業を展開する企業です。

Kent(ケント)やLucky Strike(ラッキーストライク)、KOOL(クール)、煙やにおいが少ないとされる加熱式たばこのglo(グロー)などのブランドで知られています。

収益は約245億ポンドドル(2018年)で、日本円に換算すると約3.5兆円になります。国内のたばこメーカー、JTの収益は約2.2兆円(2018年度)なので、JTの約1.5倍の規模になりますね♪

2017年にアメリカのたばこメーカーであるレイノルズ・アメリカンを買収したことで、世界最大のグローバルたばこメーカーであるフィリップ・モリス(Philip Morris International Inc.)とほぼ肩を並べるまでになりました。

たばこの出荷量はブリティッシュ・アメリカン・タバコが7,080億ユニットに対し、フィリップ・モリスは7,817億ユニットですが、収益で見ると、フィリップ・モリスの約3.24兆円を上回っています。

なお、"グローバル"としたのは、喫煙者が3.5億人おり、世界のたばこ消費量の約4割を占める中国では、中国煙草総公司が市場を独占しているためです。海外のシェアはわずかですが、国内市場が巨大であるため、生産量・売り上げともに他社を圧倒しています。市場シェアは43%(2017年、Statista)で、2位のフィリップ・モリスの約3倍となっています。



ブリティッシュ・アメリカン・タバコの業績

※グラフはBritish American TobaccoのIRデータ、一部Morning Starより作成。データはポンドドルベース

収益(売上高)、営業利益、純利益

BTI_Revenue_2019

2017年にレイノルズ・アメリカンを買収したことで、収益は伸びています。営業利益率も30%超えの高水準です。たばこ業界の営業利益率は全体として高水準ですが、競合となるJTが25.5%(2018年度)なので、それよりも上回っています。

2017年の純利益が急増していますが、これはレイノルズ・アメリカンを買収したことが影響しています。この年の純利益は何とアップルに次いで2位となりました。

EPS、BPS、ROE

BTI_EPS,BPS,ROE_2019

2017年のEPSがレイノルズ・アメリカン買収の影響で、大きくかさ上げされているので分かりにくいですが、徐々に増えてきています。18年のBPSもその影響からか大幅に増加しています。

キャッシュフロー(CF)

BTI_CF_2019

たばこメーカーの魅力は何といってもこのキャッシュフローですね。設備投資がほとんどかかっておらず、莫大なフリーCFを生み出しています。

しかも、営業CFマージン(営業CF/収益)は上昇傾向で、2018年には遂に40%を突破しています。



ブリティッシュ・アメリカン・タバコの配当

BTI_dividend_2019

ポンドドルベースで見ると、2000年以降、連続増配となっています。連続増配が続くなかでも、配当性向は70~80%程度にコントロールされています。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコの株価チャート(1977/1~)

BTI_Chart_20191012

BTIの株価は、2017年6月に一時73ドル台の最高値を付けました。しかし、2018年1月に再び70ドル台をつけてからは、ジェットコースターのように落下し、その年の12月には一時30ドル台をつけるまで下落しました。その後、少し戻して、記事執筆時点(2019/7/17)では36.65ドルで取引されています。配当利回りは6.88%と高配当です。

S&P 500と比較すると、2017年頃までは上回っていましたが、その後逆転され、大差がついています。

まとめ

プラス要因

寡占市場であり、ビジネスモデルは安定

たばこ産業は規制産業であり、少数のプレーヤー(企業)で市場を占有する寡占市場です。企業の社会的イメージを伝えるCMは打てても、たばこ製品を直接PRするCMは打てないなど、広告・マーケティングも厳しく規制されています。新規参入は困難であり、ビジネスモデルは非常に安定しています。

設備投資がほぼ不要で、投資家への手厚い還元が可能

近年では、各社が加熱式たばこの開発・販売を進めていますが、設備投資は依然として低水準です。フリーCFが潤沢なので、配当や自社株買いなどの形で投資家への手厚い還元が可能です。

ポンド安が是正されれば、株価も上昇する可能性がある

2019年7月現在のGBPUSD(ポンドドル)は1ポンド=1.26ドルとなっており、過去25年で見ても、歴史的なポンド安・ドル高となっています。EU離脱の動向次第で、さらにポンド安・ドル高が進む可能性もありますが、今後ポンド安が是正されれば、株価も上昇していくことが見込まれます。

英国株(イギリス株)の源泉徴収は0%であり、配当金生活に向いている

確定申告で外国税額控除をすれば、源泉徴収分は戻ってきますが、その金額は負担している所得税に依存するため、所得税の負担が少ない場合は全額戻ってくるとは限りません。その点を踏まえると、英国株(イギリス株)は、セミリタイアして配当金生活をするうえで向いているといえます。

マイナス要因

たばこ市場は徐々に縮小傾向

たばこ市場は中国を除くと縮小傾向にあります。これまでたばこメーカーは、販売量の減少を値上げで補ってきました。確かにニコチンには依存性がありますから、多少の値上げでも消費者はやめることはできないかもしれません。しかし、近年、たばこへの風当たりは年々強まっているように感じます。急速に喫煙人口が減少すれば、値上げだけでは収益を補えなくなるかもしれません。新興国の需要をどう取り込むかがキーになると思います。

電子たばこの登場や大麻解禁による環境変化の可能性

たばこ産業は、寡占市場でビジネスモデルも安定していると先ほど述べましたが、将来的にもそうであるとは言い切れないのが実情です。

近年アメリカでは、新興勢力で電子たばこメーカーのJUULが急速にシェアを拡大し、電子たばこ市場で約7割のシェアを占めるまでになり、大手のたばこメーカーからシェアを奪いました。また、カナダでは2018年に嗜好品として、大麻(マリファナ)が合法化されました。今後たばこの代替品として普及していく可能性があります。

ESG投資の流れでたばこ銘柄が投資対象から外されている

ESG投資とは、XOMやRDS.Bの銘柄分析でも触れましたが、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の三つの観点から、基準を満たす企業に投資していくということです。人々の健康に悪影響を与えるとして、たばこ銘柄をポートフォリオから外す機関投資家(金融機関、保険会社、年金基金など)も出てきているようです。

極めて大きな資金を運用する機関投資家の資金が流入しないとすれば、株価には確実にマイナスの影響をもたらすでしょう。ここ1~2年のたばこ銘柄の下落は、このESG投資が多分に影響していると考えられます。業績のわりに、株価が割安のままで放置されるということも十分に考えられます。

私の保有状況

私は150株保有しています。50ドルあたりから段階的に買い増しを行ったことで、平均単価は39ドル台まで下がりましたが、個別株で最大の赤字銘柄となっています(´・ω・`)

たばこ産業の先行きは楽観視できませんが、昨今のポンド安と相まって、ブリティッシュ・アメリカン・タバコはやや売られすぎの水準であると考えます。劇的な業績の伸びはあまり期待できませんし、今後もESG投資の流れから、上値が重くなるとは思いますが、インカムゲイン(配当収入)狙いにはもってこいだと思っています♪

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