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米国株(アメリカ株)中心の高配当株式投資で経済的自由・セミリタイア(FIRE)を目指す、一人の女性の物語♪

セクターETF ETF

【VOX】~生まれ変わったコミュニケーションサービス・セクターETF!~

投稿日:2019-08-09 更新日:

【更新情報】(2020/1/2更新)

配当金など、各種データを最新に♪

ゆーたんです♪

コミュニケーションサービスセクターETFであるVOX(Vanguard Communication Services ETF、バンガード ・米国コミュニケーションサービス・セクターETF)について、分析します♪

VOXってどんなETF?

米Vanguard(バンガード)社が提供しているETFで、アメリカ株式市場のうち、コミュニケーションサービス・セクターの銘柄を組み入れたETFです

コミュニケーションサービスセクターは、SNS、エンターテイメント、音声通信サービスなどを提供している企業を集めたセクターです。もともとこのセクターは「電気通信サービス」という名称でしたが、2018年9月の分類変更により、現在の名称になっています。

なお、ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』によれば、1957~2003年の電気通信サービスセクターのトータルリターンは9.63%となっており、S&P 500の10.85%を下回り、全セクター中で下から3番目となっています。ただし、昨年の分類変更により、GoogleやFacebookなどがこのセクターに入ってきましたので、この数字はもはや参考にならないかもしれません。

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VOXの基本情報

銘柄数 117
ファンド総資産額 21億ドル(約2,290億円)
実績PER 23.5倍
配当金(分配金)(直近12か月実績) 0.5611ドル
配当利回り(直近12か月実績) 0.60%
経費率 0.10%

※2019年11月末、配当利回りは12月末現在(出典:Vanguard HPより作成)

銘柄数は公益、生活必需品、素材セクターに次いで少ないです。無配の銘柄が多く含まれていることもあって、配当利回りは1%を切っており、全セクター中でも最低の数値となっています💦

VOXの構成上位銘柄

1 Alphabet Inc.(アルファベット)※Googleの親会社 インタラクティブ・メディアおよびサービス 22.1%
2 Facebook Inc.(フェイスブック) インタラクティブ・メディアおよびサービス 14.9%
3 AT&T Inc. 総合電気通信サービス 7.7%
4 Netflix Inc.(ネットフリックス) 映画・娯楽 4.8%
5 Walt Disney Co.(ディズニー) 映画・娯楽 4.6%
6 Verizon Communications Inc.(ベライゾン・コミュニケーションズ) 総合電気通信サービス 4.5%
7 Comcast Corp.(コムキャスト) ケーブル・衛星 4.3%
8 Charter Communications Inc.(チャーター・コミュニケーションズ) ケーブル・衛星 2.9%
9 Activision Blizzard Inc.(アクティビジョン・ブリザード) インタラクティブ・ホームエンターテイメント 1.7%
10 T-Mobile US Inc.(TモバイルUS 総合電気通信サービス 1.4%

※2019年11月末現在。太字はダウ平均工業株30種に採用されている企業(出典:Vanguard HPより作成)

GoogleやFacebook、Disney、Netflixといった、日本でも知名度の高い企業が多く並んでいます。

3位のAT&T、4位のVerizonベライゾン)、10位のT-Mobile USTモバイルUS)といった、総合電気通信サービスを提供している銘柄を除く、残りの銘柄は、すべて昨年9月のセクター変更で新規に組み入れられた銘柄です。

組み入れ割合7位のコムキャストは、ケーブルテレビ、インターネット、固定電話・モバイル事業などを担う「Xfinity」、地上波・ケーブルテレビ放送事業、映画事業などを担う「NBCユニバーサル」、イギリスの衛星放送事業者「Sky」などを傘下に収める、メディア・コングロマリットです。USJの親会社でもあります。組み入れ割合8位のチャーター・コミュニケーションズは、「spectrum」のブランドを展開していて、ケーブルテレビ、インターネット、固定電話・モバイル事業を担っています。

組み入れ割合9位のアクティビジョン・ブリザードはゲーム会社で、「Call of Duty」シリーズなどのゲームで知られています。



VOXのサブグループ比率(上位8つ)

1 インタラクティブ・メディアおよびサービス 42.5%
2 映画・娯楽 13.7%
3 ケーブル・衛星テレビ 12.7%
4 総合電気通信サービス 12.4%
5 放送 4.5%
6 インタラクティブ・ホームエンターテイメント 4.3%
7 代替通信事業会社 3.4%
8 無線通信サービス 2.7%

※2019年11月末現在(出典:Vanguard HPより作成)

VOXの配当金(分配金)推移

VOX_Distribution_2004-19

2014年までは年1回の配当でしたが、2016年から年4回の配当となりました。2018、19年と大きく減配となっていますが、これはセクターの銘柄が組み変わったためです。

配当利回りは0.60%全セクター中最低となっています(2019年12月末時点)。組み入れ割合1,2位のアルファベットとフェイスブック、6位のネットフリックス、8位のチャーター・コミュニケーションズ、10位のTモバイルUSなど構成上位銘柄の多くが無配であるためです。2018年以前とそれ以降では、中身は全く別物と考えてよいでしょう。



VOXの株価チャート(2004/10~)

VOX VS S&P 500

VOX_Chart_2004-19

VOXが設定されたのは2004年9月23日で、設定来のリターンは+90.03%となっています。同期間のS&P 500と比較しても大きく引き離されている状況です💧

特に、2017年以降は、ワニの口のように大きく差が開いてしまっています。2017年のS&P 500は+19.4%のリターンをたたき出すなど、米国株(アメリカ株)が非常に好調な1年でしたが、逆に電気通信セクターは値を下げている状況です。ここからの追い上げに注目ですね✨

VOX VS S&P 500(トータルリターン)

VOX_TR_2004-19※税金や取引手数料は考慮せず(出典:Vanguard HPより作成)

2016年頃までは、トータルリターンでS&P 500を上回っていましたが、2017年以降差が開きました。しかし、もはや中身が別物になっているため、過去の成績は全く参考にならないですね。設定来のトータルリターンは年率+7.3%となっています。

まとめ

このセクターが「電気通信セクター」だったときは、ベライゾンAT&Tの2銘柄だけで保有割合の約47%を占めていましたが(2017年9月)、「コミュニケーションセクター」となってからは、この2銘柄の保有割合はあわせて約12%と大きく減衰し、逆に、アルファベットとフェイスブックの2銘柄だけで、保有割合の約36%を占めるまでに至っています。

コミュニケーションセクターに関しては、アルファベットやフェイスブックが配当を出すようにでもなれば別ですが、そうでない限りはしばらくインカム・ゲイン(配当金収入)に期待するのは厳しそうです。しかし、利益成長率が高く、自社株買いにも積極的な銘柄が多いので、キャピタル・ゲイン(値上がり益)は望めるETFになるのではないでしょうか。

私は、このセクターではAT&Tのみ保有しています。ベライゾンも高配当で魅力的ではありますが、株価は高値圏にありますし、VYM・SPYDで間接的に保有している状況でもあるので、しばらくは様子見になりそうです。

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