下げ相場こそ買いのチャンス!~どんな株式を買ったらよい?~

ゆーたんです♪

「米中貿易摩擦」「米国の利上げ」があった2018年、新型コロナウイルスの流行があった2020年、そして大幅な利上げが行われた2022年。いずれもS&P 500が最高値から20%を超えて下落した年*となり、厳しい下げ相場となりましたね。

*最高値から20%を超えて下落した相場は弱気相場ともいわれます。

こうした下げ相場は、日に日に資産が減っていくのを見ることになるのでなかなか辛いものですが、資産を大きく増やすうえではむしろ歓迎すべきことです。

今回は「どんな株式を買ったらよいのか?」についてですが、おすすめは以下の三つです。順に説明したいと思います✨

  • S&P 500や全世界株式指数(MSCI ACWI)に連動する投資信託やETFを買う(特におすすめ)
  • 業績が好調だが、下げ相場でつられて下がっている高品質な株を買う
  • ボラティリティが大きい(大きく下げた)セクターを狙う
目次

S&P 500や全世界株式指数(MSCI ACWI)に連動する投資信託やETFを買う

一番無難なのは、S&P 500や全世界株式指数(MSCI ACWI)に連動する投資信託やETFを買うことだと考えます。

将来のことはわからない以上、どんな相場であっても、S&P 500や全世界株式指数(MSCI ACWI)に連動する投資信託やETFを買うことは多くの投資家にとって最適解だと考えていますが、下げ相場では、ローリスクで十分なリターンを得ることができるので、なおさらではないかなと。

私の場合、2020年のコロナショック下でMMM(スリーエム、3M)を133ドル、VZ(ベライゾン、Verizon)を52ドルで買い増しました。残念ながらその後のリターンはS&P 500に大きく劣後しています。

もちろん、AAPL(アップル、Apple)やMSFT(マイクロソフト、Microsoft)、SHEL(シェル)のように大きな利益となった株もありますが、コロナショック下で買った株なのに利益が出ないというのは何とも悲しい気持ちになります。個別株に投資する私でも、やはり無難なのはS&P 500や全世界株式への投資だと思います。



業績が好調だが、下げ相場でつられて下がっている株を買う

下げ相場が来ると、業績が好調であっても容赦なく株式は売られます。業績が好調でなかなか手が出せなかった高品質の株を買う絶好のチャンスです。

どんな銘柄が高品質な株は人それぞれ意見が分かれるところでしょうが、収益・EPSが安定して成長していること、②S&Pの信用格付けが高いこと(将来破綻するリスクが低い)が例として挙げられるでしょうか。

具体的な銘柄を挙げるとすれば、やはりマイクロソフトです。S&Pの信用格付けはAAA(トリプルA)であり、業績も堅調です。こうした株式を積極的に拾っていきたいところですよね。

もっとも、こうした株式は時価総額も大きく、S&P 500や全世界株式指数に連動する投資信託やETFにその分たくさん組み入れられているので、結局①の「S&P 500や全世界株式指数(MSCI ACWI)に連動する投資信託やETFを買う」という結論に行き着いてしまうような気がしています笑

ちなみに下げ相場では、業績が低迷していたり、財務状況が悪かったりする株はより大きく売られる傾向にあり、ものすごく高配当化しますので、狙いたくなる気持ちもわかりますが(私もそうです)、長い目で見たときに株価が低迷するリスクも高いので、難易度は高いと思います。

もしそうした株に投資したいなら、ETFのSPYDがおすすめです。S&P 500の高配当利回り銘柄を機械的に組み込んでくれます。つまり、時価総額が低迷してS&P 500から外れたり、大幅な減配となったりすれば、構成銘柄からも外れるのである程度のリスク管理が可能です。

ボラティリティが大きい(大きく下げた)セクターを狙う

ボラティリティが大きいセクターは、例えば、金融セクターが代表的ですが、下げ相場のときは市場平均よりも株価が大きく下落する傾向にあります。ただその分、株価が大きく下げたタイミングで投資ができれば、その後の上げ相場で市場平均よりも大きいリターンをあげる確率が高まります。

コロナショック時のエネルギーセクターが好例でしたね。20年の安値で投資できた人は相当な利益を得られたと思います(私は既にかなりの部分をエネルギーセクターに投資していたのでそこまで追加投資はできませんでしたが💧)。

なお、セクター分類は11種類あるので、その値動きを見るだけでも十分セクター間の強弱はつかめますが、例えばエネルギーセクターでも、SHEL(シェル)のような石油メジャーと、ENB(エンブリッジ)のような中流セクターとでは結構値動きが異なるので、もう少し細かく見ておくのが理想です。

個別株の値動きは(当たり前ですが)属するセクターの値動きにある程度左右されます。セクター単位で見たときに下がっている場合は、マクロ経済環境による影響が大きいです。ただマクロ経済環境はいずれ変化していくので、やがては株価も回復していくでしょう。

もっとも、この場合は割安な株・セクターを仕込むことになるので、先に説明した①②とはアプローチが異なります。2010年代後半のエネルギーセクターのように、割安だと思って投資したにもかかわらず、長期で低迷する可能性もあるので、難易度は①と比較すると高いかなというのが率直な感想です。



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