ゆーたんです♪
つみたてNISAの期限が延長される方針のようです✨

最初に報じたのは日経新聞でしたが、ここに来て毎日新聞も報じているので、その方向でほぼ固まっていると見てよいでしょう。
期限の延長は素直に歓迎すべきことです。通常NISAのことを想うと、複雑な気持ちがないわけではないですが…今日はこの話題について書いてみますね♪
つみたてNISAの期限延長ってどういうこと?
(Featured image by:Shutterstock)
ここでいう、つみたてNISAの「期限延長」というのは、非課税期間(20年)の延長ではなく、積み立て期間(最大20年)の延長にあたります。
今までの積み立て期間は、2018~37年となっていました。そのため、制度開始年の2018年に始めた人は、20年間で毎年40万円ずつ、最大800万円を積み立てることができるのですが、開始年が遅くなればなるほど、積み立て可能額が減少していくという欠点がありました💦
例えば、一般NISAを制度終了年の2023年まで利用し、その後、つみたてNISAに切り替えた場合、2018~23年までのつみたてNISA枠(すなわち240万円分)は利用できず、2024~37年までの14年間分(すなわち560万円分)しか積み立てることができない…といった具合です。
しかし、今回の制度改定が実現すれば、いつ始めても20年間積み立てることが可能になるようです。つまり、積み立て期間が一律20年となり、誰でも800万円が積み立て可能になるということですね✨
今回の制度改定は通常NISA利用者にも歓迎すべきこと…だけれど💦
今回の制度改定は、通常NISA枠を利用している投資家にとっても歓迎すべきことだと思います✨
最終的な制度設計がどうなるか確定していませんが、額面通りに受け取れば、2023年までは一般NISA枠を利用し、24年以降、つみたてNISAに切り替えることで、非課税投資枠の恩恵を最大限受けることができるからです。
ただし、裏を返せば、今回、つみたてNISAの制度拡充がなされたことで、一般NISAの恒久化はほぼ絶望的になったと考えてよいでしょう。やっぱり、政府・与党は、毎月10万円を投資できる層は「富裕層」って思っているみたいです。
私は軽減税率だって富裕層への優遇だと思いますが、この件については、以前、記事にも書いたので、もし「まだ見てないよ~」って方がいたらご覧いただけたら嬉しいです。

つみたてNISAの対象商品は?
一般NISAは非課税枠が120万円と大きく、株式や投資信託、REIT等幅広く対象になっているので、投資の自由度が高かったのですが、つみたてNISAは投資対象を金融庁が「厳選」しているせいもあって、インデックス投資信託に事実上限定されています。
下記ホームページから全商品を確認することができます。アクティブ投資信託もありますが、数は少ないです。個別株はもちろん、海外ETFも対象外であり、投資の自由度が低いです。
さらに数は少ないですが、国内ETFもあることにはあります。それまでは日本株に連動するETFしかありませんでしたが、2019年10月に日興アセットマネジメントが運用する米国株や世界株、先進国株、新興国株に連動するETF4本がつみたてNISAの対象になりました。
もっとも、国内ETFは、経費率が海外ETFと比較して割高なこと、国内ETFは取引量が少なく流動性が低いものが多い、すなわち思った通りの価格で買えない・売れないリスクがあることもあり、なかなか食指が動かないのが現状です💦
あとがき
一般NISAの恒久化については、「富裕層への優遇」うんぬんという話が出る以前から、もともと厳しいだろうなと思っていました。今回の制度改定でその可能性がほぼ潰えてしまったことは残念ではありますが、「非課税投資枠が増えた」ということで、今回の制度改定をポジティブに捉えたいなと思っています✨
私は高配当株投資を選好していますが、一般NISAの制度終了後はおそらくつみたてNISAを使うことになるでしょう。やはり、非課税投資枠を使わないのはもったいないなって思ってしまいます💦
まだ4年以上先の話ではありますが、現時点のラインナップで見る限りは、楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(SBI・バンガード・S&P500)が最有力候補になるでしょうか。個人的にはアメリカ株式市場にまるごと投資できるVTIが好みですが、最終的にはコスト等も判断して決めたいなと思っています。
否が応でも数年すれば、つみたてNISAの縛りもあって、市場平均等に連動する投資信託を買わざるを得なくなるわけです。それならますます今は高配当のETFや個別株を買い増して、配当金を増やしていこうって思っています✨