ゆーたんです♪
先週末から今週頭にかけて、楽天系の決済システムで障害が発生し、楽天カードや楽天ペイが一時使えないという事態に陥りました。
楽天ペイは代替手段が多数あるのでまだしも、会員数が1800万人いるとされる楽天カードが使えないのは痛いですね。
私も、安定した還元率と、何より楽天ポイントでカード代金が支払いできるという理由から、楽天カードをメインで使用しているので、他人事ではなかったです。
今日はこのあたりの話を書いてみますね✨
キャッシュレス決済は普及中も…
(Featured image by:Shutterstock)
今日では、クレジットカードだけじゃなくて、Suicaなどの交通系電子マネー、nanacoやWAONなどの流通系電子マネー、IDやQuicpayなどのApple payやGoogle pay、PaypayやLINE payなどのQRコード決済というように、多種多様なキャッシュレス決済があります。
その中でも、コンビニは2%還元(しかもその場で値引き!)があり、しかもだいたいのキャッシュレス決済が使えるので、多くの人がキャッシュレス決済をしているイメージがあります。
それでも、下記ブルームバーグの記事によれば、キャッシュレス決済の比率は、セブンイレブンで4割強、ローソン・ファミリーマートで4分の1です。セブンイレブンだけ高いのが謎ですが、おそらくnanacoがあるからでしょうか。
わずか1〜2か月でキャッシュレス決済はどのコンビニでも20%くらい伸びているのですから、今後もますます割合は上昇するかと思いますが、「思ったよりも低い?」というのが正直な印象です。
コンビニでキャッシュレス決済をすれば、決済手段に応じてポイントがつくだけじゃなくて、さらに+2%の現金値引きがあります。うまくキャンペーンを使えば、現金で支払うよりも10〜20%の割引を受けられるはずです。
どう考えても、現金よりキャッシュレス決済のほうがお得にもかかわらず、普及率があまり高くないということは、裏を返せばそれだけキャッシュレス決済への不安が残っているということではないでしょうか。
まさに今回の楽天の問題は、キャッシュレス決済の不安を露呈するような出来事となってしまいましたね💦
よみがえるセブンペイの悪夢
今回の問題を聞いて、鳴り物入りで始まったセブンペイ(わずか3か月でサービス終了💦)でを思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。
セブンペイは、セキュリティの盲点をついた不正アクセス被害であり、今回の楽天系のシステム障害とは問題の質が違いますが、消費者に「何だかキャッシュレス決済って不安だな」「還元が終わったら現金決済に戻ろうかな」というイメージを与えるという意味では、いずれも象徴的な出来事だったと思います。
決済には安定性が求められる
セブンペイの事例はキャッシュレス決済の安全性を問われたケースですが、今回の楽天の事例はキャッシュレス決済の安定性が問われたケースになります。
決済には何よりも安定性が求められます。支払いたいときに支払えないのでは、決済手段として使うにはあまりに心許ないからです。
キャッシュレス決済は、その意味で、今回の事例のように、大規模な障害があれば無力になるというリスクをはらんでいます。
そして、「お店によって使えるキャッシュレス決済がバラバラ」という点も安定性を損ねる要因です。
交通系・流通系電子マネーや、ID・Quicpay、QRコード決済などは、お店によって使えるところとそうでないところが結構ハッキリと分かれている印象です。
クレジットカードこそだいたいのお店で使えますが、現金だけのお店ではやはり使えません。しかも、都内でも飲食店などは現金のみというお店は多いです(厳密にはクレジットカードを使える店も多いですが、嫌がられることが多いです)。
つまり、キャッシュレス決済が普及したからといっても、不測の事態に備えるため、あるいは現金のみのお店に出くわしたときのために、ある程度の現金は持ち歩く必要があります。結局、キャッシュレス決済の安定性では現金には及びません💦
まとめ
今日のランチは、キャッシュレス5%還元のお店に行ったのですが、私の前にお会計を済ませた2人はともに現金払いでした。
キャッシュレス決済は、お金の使いみちという、ある種のプライベートなデータを把握されてしまいますが、現金決済は匿名性が高く、そうしたデータを把握される心配がありません。そのあたりも、現金決済への支持を集めている理由かと思います。
キャッシュレス決済の普及率は、これから徐々に高まっていくかと思いますが、本格的に普及させていくためには、安全性への不安、そして安定性をどう確保していくかという課題があります。
個人的には現金決済のみのお店が早くキャッシュレス決済にも対応してくれればなあと思います。現金でしか払えないお店が減ることがキャッシュレス決済普及の足がかりになると思うからです。
いずれにせよ課題をクリアし、本格的な普及に至るまでにはまだまだ時間がかかりそうですね。