【SPY、IVV、VOO】米国株投資の最適解!S&P 500に投資するETF♪~

【更新情報】(2022/2/20)
2021年分の配当金など、各種データを反映♪

ゆーたんです♪

米国株投資の最適解でもあるS&P 500に投資できる三つのETFをまとめて扱えればと思っています♪

目次

S&P 500に投資するETFにはどんなものがあるの?

S&P 500_image
(Image By:Adobe Stock)

S&P 500に投資できるETFについては、資産運用会社世界第1位~第3位までを占めるブラックロック(Black Rock)社、バンガード(Vanguard)社、ステート・ストリート(State Street)社がそれぞれ、IVVVOOSPYというETFを運用しています。

SPY,IVV,VOOの株価、配当利回り
配当利回りは過去1年間の配当金(分配金)をもとに算出

SPY、IVV、VOOの基本情報

SPYIVVVOO
銘柄数505505507
運用資産残高3,925億ドル(約45.1兆円)3,166億ドル(約36.4兆円)2,699億ドル(約31.0兆円)
経費率0.0945%0.03%0.03%
配当金(分配金)5.718ドル5.7272ドル5.437ドル
運用開始日1993/1/222000/5/152010/9/7
SPYは2022年2月17日、IVVは22年2月17・18日、VOOは22年1月末のデータ。配当金は21年実績。(出典:各社HPより作成)

どのETFも、S&P 500に連動するインデックスであり、ほとんど違いはありません。

運用資産残高はSPYが1位、IVVが2位、VOOが4位と上位を独占しており(3位はアメリカ株式市場に丸ごと投資するVTIです)、S&P 500への投資がいかに多くの投資家から支持されているかということが分かります。

経費率はVOOが2019年4月に経費率が0.04%から0.03%に引き下げられたことで、一歩抜きんでる形になりましたが、IVVが2020年6月に同じく0.03%に引き下げたことで現在は同水準になっています。

運用資産残高の1位はSPYとなっていますが、経費率が他の2つのETFに比べても高いことから、運用資産残高こそ増えているものの、発行済株式数はほとんど増えていません(むしろ2018年1月からは10%近く減少しています)。IVVやVOOに資産残高を逆転されるのは時間の問題と考えられ、いずれ経費率を引き下げるのか、否かに注目ですね。

S&P 500の構成上位銘柄

1Apple Inc.(アップル)情報技術(ハードウェア)7.1%
2Microsoft Corp.(マイクロソフト)情報技術(システムソフトウェア)6.1%
3Alphabet Inc.(アルファベット)通信サービス(インタラクティブメディア&サービス)4.1%
4Amazon.com Inc.(アマゾン)一般消費財(インターネット小売)3.4%
5Tesla Inc.(テスラ)一般消費財(自動車)2.0%
6Meta Platforms Inc.(メタプラットフォームズ)通信サービス(インタラクティブメディア&サービス)1.9%
7NVIDIA(エヌビディア)情報技術(半導体)1.6%
8Berkshire Hathaway Inc.(バークシャー・ハサウェイ)金融(保険)1.5%
9Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)ヘルスケア(医薬品)1.2%
10UnitedHealth Group Inc. (ユナイテッド・ヘルス)ヘルスケア(健康保険)1.2%
2022年1月末現在(出典:Black Rock HPより作成)、太字はダウ工業株30種。リンク先は銘柄分析記事に飛びます

世界を代表する「超」大企業ばかりですね。上位4社で構成割合の20.7%、上位6社のGAFAM+T(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoftの頭文字をとった造語。最近はTeslaを加えて”+T”と表現されることもあります)で構成割合の24.6%を占めています。VTIの記事では簡単に触れましたが、銘柄が集中してきていることは意識しておいたほうがよさそうです。

S&P 500のセクター比率

SP500_Sector_20220131
2022年1月末現在(出典:S&P Dow Jones Indices HPより作成)

情報技術セクターの割合が約3割弱を占めている点が特徴的です。そして、情報技術、ヘルスケア、一般消費財の3つのセクターで50%超を占めています。2年前と比較すると、金融セクターの割合が下がっている反面、情報技術・一般消費財セクターの割合が増えています。

S&P 500(SPY)の配当金(分配金)推移

S&P 500の配当金についてですが、最も歴史があるSPYのデータから紐解いてみます。

SPY Dividend History 1993-2021
(出典:State Street HPより作成)

S&P 500(SPY)の配当金は1993年から2021年までの間に約5.2倍になりました。年平均増配率(1993~2021)は+6.0%となっています✨

リーマン・ショックの翌年(2009年)は20%程度の減少、ITバブル崩壊(2001年)時に5%程度の減少となっていますが、それ以外は安定して増配傾向です。(なお、2004年は何故か年5回配当で、結果として増配率が大きく上昇しています。翌2005年は減少となりました)

ただし、2019年以降、配当はほぼ横ばいで推移しています。構成銘柄上位の企業の多くが配当を支払っていない(もしくはあまり増配していない)ことも影響していると思われます。増配によるインカム・ゲインを期待するというよりも、値上がり益によるキャピタル・ゲインを狙うETFとしての性質が強まっています。

SPY、IVV、VOOとも基本的には年4回配当で、配当月は、3・6・9・12月の中旬~下旬となっています。そのため、実際に証券口座に振り込まれるのは翌月になることもあります。

SPY、IVV、VOOの株価チャート(2010/09~)

当たり前ですが、ほとんど同じ値動きをしています(笑)

パフォーマンスはわずかながらVOO>IVV>SPYとなっていますね。経費率の差が出ている形でしょうか。

まとめ

私は高配当株によるセミリタイアを志向しているため、IVV、VOO、SPYといったS&P 500に連動するETFを保有していません。しかし「何かおすすめの投資法はある?」と聞かれたら、「S&P 500に連動するETFや投資信託に投資すればいいと思う」って答えると思います。

バフェット氏も、2013年にバークシャーハサウェイの株主にあてた手紙で、妻への遺産をどう運用するかについて、以下の指針を述べています。

My advice to the trustee could not be more simple: Put 10% of the cash in short-term government bonds and 90% in a very low-cost S&P 500 index fund. (I suggest Vanguard’s.)

(出典:Berkshirehathaway HP

バフェット氏は、資産の10%をアメリカの短期国債、資産の90%を非常に低コストのS&P 500に連動するインデックスファンド(バフェット氏はバンガード社のものを提案しています)に投じることを薦めています。

将来に「絶対」はありません。それでも、世界経済、アメリカ経済が成長を続ける限り、S&P 500の株価も上がり続け、投資家に恩恵をもたらしてくれるものと私は信じています✨

S&P 500_image

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