ゆーたん@東大卒のセミリタイア物語♪

米国株(アメリカ株)中心の高配当株式投資で経済的自由・セミリタイア(FIRE)を目指す、一人の女性の物語♪

高配当ETF ETF

【DHS】~ややコストは割高だが…買付手数料無料化で注目される高配当ETF♪~

投稿日:

ゆーたんです♪

米国株を取り扱うネット証券大手3社が手数料競争を繰り広げていて、米国ETFについても、9つのETFが買付手数料無料になるなど、嬉しいニュースが続いていますね✨

9つのETFのなかには、世界の株式市場に投資するVT、アメリカ株式市場に投資するVTIや、S&P 500に投資するSPY、VOO、IVVなど「超」鉄板のETFが含まれていますが(※楽天証券はIVVは対象外)、その影に隠れる形で、SBI証券、マネックス証券ではウィズダムツリー社のETF4種が無料になっています。

今日は、そのなかでも、高配当株投資家として注目のDHS(WisdomTree US High Dividend Fund、ウィズダムツリー米国株高配当ファンド)について分析します♪

DHSってどんなETF?

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アメリカ株式市場のうち、株式の時価総額が2億ドル、1日の取引量が20万ドル以上など、ある程度の規模をもつ企業の中から、配当利回りが上位30%の企業を集めたETFです♪

提供しているのは、米WisdomTree(ウィズダムツリー)社です。基本情報は以下になります♪

銘柄数 372
ファンド総資産額 9.5億ドル(約1,030億円)
実績PER 17.9倍
分配金(配当金)
(直近12か月実績)
2.64831ドル
分配金(配当金)利回り
(直近12か月実績)
3.49%
経費率 0.38%

※2019年12月10日現在(出典:WisdomTree HPより作成)

ファンド総資産額は1,000億円程度であり、運用残高大手3社(ブラックロック、バンガード、ステートストリート)が運用するETFと比較すると、どうしても見劣りしてしまいます。また経費率が0.38%と高くなっている点も気がかりですね💦



DHSの構成上位銘柄

1 AT&T Inc. 通信サービス 5.7%
2 Exxon Mobil Corp.(エクソンモービル) エネルギー 4.1%
3 Verizon Communications Inc.(ベライゾン・コミュニケーションズ) 通信サービス 3.8%
4 Wells Fargo & Co(ウェルズ・ファーゴ) 金融 3.3%
5 Procter & Gamble Co.(P&G) 生活必需品 3.3%
6 Chevron Corp.(シェブロン) エネルギー 3.1%
7 Coca-Cola Co.(コカ・コーラ) 生活必需品 2.6%
8 Philip Morris International Inc.(フィリップ・モリス) 生活必需品 2.6%
9 Pfizer Inc.(ファイザー) ヘルスケア 2.4%
10 Abbvie Inc.(アッヴィ) ヘルスケア 2.3%

※2019年12月10日現在(出典:WisdomTree HPより作成)、リンク先は銘柄分析記事に飛びます

誰もが知っているであろう企業ばかりで構成されていて、AT&T、エクソンモービル 、アッヴィは私も保有している銘柄です✨

構成銘柄でAT&Tが1位にきていることからもわかるように、このETFの保有割合は、時価総額の大きさだけで決めているのではありません

具体的な保有割合は、時価総額の大きさがベースにはなりますが、①割安度を測る指標(PER、PBR、株価比でみた収益や営業キャッシュフローなど)、②収益性を測る指標(ROA(総資本利益率)、ROE(自己資本利益率)など)、③株価の推移(リスク調整後のトータルリターン)、そして配当金支払い額を考慮して変わります。

ウィズダムツリー社が独自に銘柄を選定して、時価総額以外の基準も考慮して重みを付けているので、その意味では、アクティブファンド的な色彩が強く、HDVに近いものがありますが、DHSはリバランスが年1回であり、それほど銘柄入れ替えは頻繁ではありません。

こうして構成銘柄を見てみると、利回りが3%を超えている銘柄がほとんどであり、例えば、高配当株式ETFの構成銘柄になっていることが多いジョンソン・エンド・ジョンソンは含まれていません。

構成銘柄になるかどうかは、現時点では利回り3%が一つの目安ともいえそうです(P&Gはかなり株価が上昇して利回りが2%台前半になっているので、次のリバランスで外れる可能性が高いと思います)。



DHSのセクター比率

DHS_Sector_191210

※2019年12月10日現在。残り0.9%は、DTD(WisdomTree US Total Dividend Fund)となっています。(出典:Wisdomtree HPより作成)

予想通りではありますが、生活必需品、不動産(REIT)、エネルギー、公益など、高配当銘柄が多いセクターの割合が高くなっていますね✨

一方で、S&P 500では約23%を占める情報技術、約14%を占めるヘルスケアセクターの割合が、DHSではかなり小さくなっています。



DHSの分配金(配当金)推移

DHS_Dividend_2006-19

DHSの分配金(配当金)ですが、実はリーマン・ショック前からそれほど大きくは増えていません。2008年から09年のリーマン・ショックで45%を超える減配となっている点が痛いですね。もちろん減配は仕方ないと思いますが、それにしても減配の度合いが大きく、長期保有には不安が残ります。増配率もばらつきが多く、やや不安定です。

なお、高配当株式ETFは、その多くが年4回分配となっていますが、DHSは、2012年の途中から、毎月分配となっています。

DHSの株価チャート

S&P 500との比較(2006/6~)

DHS_Chart_200606-1912r

DHSが設定されたのは2006年6月16日です。設定来のリターンはDHSの+51.8%に対し、同期間のS&P 500は+150.9%と大きく差がついてしまっていますね💦

S&P 500との比較(設定来のトータルリターン)

DHS_TR_200606-1912

(出典:WisdomTree HP ※税金や取引コストは考慮しない数値)

配当を再投資したトータルリターンで見ても、DHSは大きく水をあけられてしまっています。DHSは+148.8%、同期間のS&P 500は+233.4%となっています。経費率が0.38%と米国ETFのなかではそれほど安くないという要素も、リターンにはマイナスになっているかと思います。



まとめ

ウィズダムツリー社が提供するETFであるDHSは、SBI証券やマネックス証券で取引手数料が無料という点で優位性はありますが、経費率が0.38%とやや割高な点がネックです💧

単純計算で2年間も保有すれば、取引手数料の分は吹っ飛ぶことになり、長期保有するなら別の高配当株式ETFがいいかなと思っています。結論としては、やっぱりVYM、HDV、SPYDがおすすめという形になってしまいますね。

米国ETFは大手3社が圧倒的な運用残高を誇っていて、その残高のスケールメリットを生かして、極めて低コストでの運用が可能になっています。ウィズダムツリー社も運用残高では上位にランクインする会社ではあるのですが、ETFのラインナップを見る限り、改めて大手3社との差は大きいなあ...と思ってしまう私でした。

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