ゆーたん@東大卒のセミリタイア物語♪

米国株(アメリカ株)中心の高配当株式投資で経済的自由・セミリタイア(FIRE)を目指す、一人の女性の物語♪

銘柄分析

【CSCO】(シスコシステムズ)〜連続増配中。ネットワーク機器で強みをもつ企業♪〜

投稿日:

ゆーたんです♪

一般の人にとっては知名度は高くないかもしれない。それでも、知る人ぞ知る、テクノロジー企業であるシスコシステムズの銘柄分析です✨

シスコシステムズってどんな会社?

シスコシステムズCisco Systems、ティッカー:CSCO)は、1984年に設立された企業で、カリフォルニア州サンノゼに本社を置き、ルーターやスイッチ、ワイヤレスLANなど各種ネットワーク機器を開発する世界最大の企業です。

サンノゼはシリコンバレーの一角をなしていて、有名どころではAdobeやPaypalが本社を置いていますね。

2019年の収益は519億ドルとなっており、160を超える国でサービスを展開、2009年よりダウ工業株30種平均の採用銘柄にもなっています✨

Network_image

ネットワーク機器市場では、圧倒的な強さを誇っています。シスコ社のブログでは、企業向けネットワークで軒並みトップシェアを獲得しているとのことです。

日本においても、ヤマハ、アライドテレシス、富士通などの日本企業を差し置いて、約半数のシェアを握っています。

時価総額は1月末時点で約1,950億ドルあり、世界的な大企業であることに変わりはないのですが、実は、2000年時のITバブルのときには、時価総額は5,000億ドルにも達し、当時の世界1位となっていました。

しかし、その後のITバブルの崩壊で、株価も暴落、いまだにバブル期の最高値を更新することができていない状況にあります💦



シスコシステムズの業績

※グラフはIRデータより作成。シスコシステムズの会計年度は7~6月

収益、営業利益、純利益

CSCO_Revenue_2008-19

収益は緩やかながらも上昇傾向で、年平均成長率(2008〜19)は+2.3%となっています。

営業利益率が年々上昇傾向にある点も素晴らしいですね。2018年の純利益がほぼゼロになっていますが、これは税制改革による影響なので、気にする必要はありません✨

シスコシステムズの部門別収益(2019年)

CSCO_Segment_Revenue_2019r

シスコシステムズの事業領域は四つの部門に分かれています。

インフラストラクチャー・プラットフォーム部門は、主にワイヤレスやルーター、スイッチなど、ネットワーク機器からなる、シスコシステムズのコア事業です。ただし近年の収益は伸び悩んでいて、横ばいで推移しています。

アプリケーション部門は、アプリケーション管理ツールであるAppdynamics、ビデオ会議であるCisco TelePresence等が主力製品です。収益に占める割合は小さいですが、2019年は18年比で15%の増収となっています✨

セキュリティ部門は、その名の通り、ネットワークセキュリティ製品を扱っています。こちらも収益に占める割合は小さいですが、2019年は18年比で16%の増収となっています✨

サービス部門は、IT関連のアドバイス、ITシステムの導入・管理、技術サポート、さらにはIT人材育成まで幅広く手がけています。収益に占める割合は、4分の1を占めるまでになっていますが、近年の収益の伸びは緩やかです。

シスコシステムズの地域別収益(2019年)

CSCO_Area_Revenue_2020

アメリカが60%を占めていますね。だいたいS&P 500構成企業の海外収益比率が40%ちょいなので、ほぼ平均値ということになります。



EPS、BPS、ROE

CSCO_EPS,BPS,ROE_2008-19

特殊要因を除いた調整後EPS(1株あたり利益)は順調に右肩上がりとなっています。年平均成長率(2008〜19)は+5.9%です。

BPS(1株あたり純資産)は2017年まで右肩上がりで推移していましたが、18年に大きく減らしています。これは、純利益が少なかったにもかかわらず、自社株買いを大規模に行ったことによるものです。

キャッシュフロー(CF)

CSCO_CF_2008-19設備投資の金額が小さく、営業CFの大部分がフリーCFという理想的なキャッシュフローになっています。営業CFを収益で割った、営業CFマージンも20%台後半〜30%台で安定的に推移しています✨



シスコシステムズの株主還元状況(配当・自社株買い)

配当・配当性向

CSCO_Dividend_2008-19※2018年は純利益が小さいため、配当性向は100%を大きく超えますが、便宜上100%にしています

シスコシステムズは2011年より配当を出しています。配当の増加に合わせて、配当性向も上昇していますが、その数字は、2019年でも50%ちょいなので、持続可能な配当政策といえるかと思います。

CSCO_Dividend_Increase_2012-19増配率は近年10%をやや上回る程度で推移しています。

自社株買いを含めた株主還元状況

CSCO_Reduction_2008-19※2018年は純利益が小さいため、総還元性向は、便宜上300%にしています

自社株買いを含めた総還元性向は100%近辺で推移していましたが、2018・19年に自社株買いの金額を大きく増やしたこと(18年:175億ドル、19年:207億ドル)で、総還元性向もはねあがっていることがわかりますね✨

ただし、2020年の自社株買いは第1四半期時点で7.8億ドルにとどまっています💦



シスコシステムズ(CSCO)の株価チャート

CSCO VS S&P 500(直近5年)

CSCO_Chart_2015-20
シスコシステムズ(CSCO)の株価は、好調な決算や自社株買いの増額を背景に、2018〜19年にかけて大きく上昇してきました。

しかし、2019年半ば以降、株価は下落トレンドに転じています。米中貿易摩擦の影響で、中国向けの製品に関税が課されることや、そもそも中国自身が、シスコシステムズを排除して、国内企業から商品を購入するようになっているなど、逆風にさらされています。

中国での収益は上記記事にもあるように3%にも満たないので、影響は限定的なようにもみえます。ただ、第1四半期決算は、世界経済の不透明感から、企業のネットワーク機器購入が先送りされたということで、期待外れの結果となってしまいました💦

1月末時点の配当利回りは3.05%であり、情報技術セクターでは珍しく配当利回りが3%を超えてきています。そして、シスコシステムズは例年2月に増配を発表しています。例年通り10%の増配が見込めるとすれば、配当利回りは3.3%前後となることが期待できます✨



まとめ・所感

高配当主体のポートフォリオですと、どうしても情報技術セクターの割合は小さくなりがちです。それを補う意味でも、配当利回りが3%を超えてきたシスコシステムズには一見投資妙味があるように思います。

しかし、リーマン・ショック以後の収益の伸びは年平均2%程度にとどまっていて、調整後EPSの成長率も年平均6%程度で、高成長とはいうにはちょっと無理がある数字です。

1984年の創業から35年を超え、収益は安定しているけれど、大幅な成長がなかなか見込めないという意味では、情報技術セクターであれど、成熟株という部類に入ってきているのかもしれません。実績PER(2019年の調整後EPSベース)では14.8倍にとどまっています。

情報技術セクターを購入する理由は、世界経済を牽引する一大産業であるという趣旨になるかと思いますが、その趣旨からすれば、シスコシステムズはちょっと力不足かもしれません。

それでも、ネットワーク機器では高いシェアを誇っていて、安定して投資家に還元してくれる企業、それがシスコシステムズだと思います✨

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