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【HSBC】第4四半期決算振り返り~決算ミスも過度な悲観は不要。配当利回り7%とそのリスクを考える~

投稿日:

ゆーたんです♪

18日に、保有株の一つ、HSBCの第4四半期決算が発表されました。世界的なメガバンクだけあって注目度は大きく、報道各社も決算状況をまとめています。

肝心の決算ですが、大規模な減損で税引き前の利益が市場予想を下回ったことや、自社株買いの停止発表もあって、株価は5%超の下げとなりました。しかし、私はまったく動じていません(笑)

HSBCの第4四半期決算について振り返りつつ、今後の保有方針について書いてみますね。

HSBCの第4四半期決算振り返り

Financial Statement_image

HSBCについては銘柄分析も書いています。昨年までの業績・配当・株価などのデータはこちらをご覧ください♪

 

(通期決算) 2019 2018 前年比
収益 $561.0億 $537.8億 +4.3%
純利益 $59.7億 $126.1億 -52.6%
EPS(1株あたり利益) $0.30 $0.63 -52.4%
配当 $0.51 $0.51 +0.0%
配当性向 170.0% 81.0% +89.0Pt

純利益・EPSが前年比で大きく減少していますが、これは、ヨーロッパにおける投資銀行や商業銀行事業でのれん(いわゆる「ブランド価値」)の減損処理をしたためです。背景には、長期的な経済成長率の予測が低くなっていること、くわえて、投資銀行事業の再構築計画があります。

のれんについて、日本の会計では、定期的な償却(少しずつ費用に計上していく)が求められていますが、国際的には、ブランド価値が低下して収益化が見込めないと判断したときに費用に計上するので、どうしても見た目のインパクトが大きくなってしまいますね💦

こうした事情で減益にはなっていますが、一時的な要因を除いた調整後税引き前利益は逆に5%増加していて、222億ドルとなっています。

EPSは0.3ドルとなっていますが、のれんの減損処理で0.36ドル分押し下げられていることもあって、配当は前年並みの水準(年間0.51ドル、ADRでは年間2.55ドル)を維持しました。

HSBCに投資する投資家はみな配当というインカム・ゲインを期待しているでしょうから、まずは一安心といったところでしょうか✨

その一方で、低金利が常態化し、世界経済の減速も懸念されるなか、HSBCは、2022年までに、採算性の低い欧州・米国事業の縮小などを通じて、1,000億ドル相当の資産圧縮と15%の人員削減といった大規模な経営改革を行うと発表しました。

他方、収益の柱となっているアジア・中東地域への投資を加速させる方向で、いわゆる「選択と集中」を進めていく方針のようです。

HSBCは一連の経営改革費用として72億ドルを計上しています。配当は維持する意向を示しましたが、2020・21年の自社株買いを停止することを発表したこともあって、株価が大きく下落しました(ただし翌日は多少値を戻しています)。



HSBCへの投資判断について

もちろんホールドします。配当利回りが7.5%を超えてくるようなことがあれば、少しずつ買い下がりたいと思っています。

減損のインパクトが目立っていますが、それを差し引けば配当水準を上回る利益は上げられているわけですし、過度に心配しなくてもよいと(個人的には)考えます。また事業の「選択と集中」も、ホルダーとしては、むしろ歓迎すべきことだと感じました。

新型コロナウイルスがどれだけ収益に悪影響を及ぼすかは不透明な面はあるので、大きくポジションは傾けられないですが、それでも7%超の配当利回りは魅力的に映ります。

HSBCは、リーマンショック時の2008・09年と減配がありましたが、大きく利益が落ち込んだ2016年のチャイナショックのときにも減配はありませんでした。銀行業のなかでは、配当支払いへの信頼度は比較的高いです。

そもそも、配当狙いで投資している場合は、基本的に短期での利益確定を想定していないと思います。私も、よほど株価が値上がりしない限りは、保有し続ける予定です。

つまり、その企業が将来にわたって持続し続けられることができ、利益を上げ続けられることができるだろうと考えて投資をしています。短期的に決算が悪かったからといって見放すくらいなら、そもそも買いません💦

HSBCは、利益の源泉が中国などアジアに偏っていることもあって、今回の新型コロナウイルス問題のようなチャイナリスクを意識せずにはいられませんが、一応グローバルに事業を展開しているメガバンクです(本社はイギリスにあります)。歴史と伝統のある銀行の底力に期待してホールドしようと思います✨



あとがき

もちろん、高い配当利回りにはそれなりのリスクがあります。HSBCについても例外ではなく、新型コロナウイルスの流行拡大、香港の民主化デモといった地政学的リスクをはらんでいます。

とりわけ、新型コロナウイルスの感染拡大がよりいっそう進み、収束の気配がみられない事態となれば、収益悪化→減配も十分想定しなければなりません。ポジションを傾けすぎるのは危険だと思っています。

私の場合、HSBCがポートフォリオに占める割合は1.4%程度であり、リーマンショック時の2007→09年と同水準の減配、すなわち62%の減配が起こったとしても、配当金全体で見れば0.9%の減少にとどまります。

リスクを背負った結果、減配になったとしても、それはそれで仕方ないと思っています。HSBCの場合は、リーマン・ショック期でも配当を支払っていますし、景気が回復すれば、また配当金の増加も期待できるので、かりに減配になったとしても、(その程度によりますが)おそらく持ち続けるかと思います。

配当支払いの安全度・信頼性を求めるなら、連続増配50年以上の実績を持つ銘柄、具体的にはジョンソン・エンド・ジョンソンやP&G、コカ・コーラなどに投資すればよいですが、配当利回りはせいぜい2%後半で、高い配当利回りを求めることは困難です。私はETFで十分に分散を図っているので、個別株では積極的に攻めていきたいなと思っています

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