2023年3月の買付・配当金状況〜配当金がまさかの大幅減少!?〜

ゆーたんです。
2023年3月の買付・配当金状況の報告です。

(Featured image by:Shutterstock)
目次

2023年3月の買付状況♪

※単価には税金・手数料を含みます

今月は4銘柄の買い付けでした。AMGN(アムジェン)、PEP(ペプシコ)、CVS(CVSヘルス)は先月予告していた通りですね。

それ以外ではTD(トロント・ドミニオン銀行)を買い付けています。

TDはカナダの銀行ですが、アメリカ国内でもTOP10の総資産高をもつくらい大きな銀行です。SVB(シリコンバレーバンク)の破綻で値を下げることとなりましたので、購入に至りました。

リーマン・ショックで増配はストップしているため、増配記録は13年ですが、最後に配当を削減したのは、第二次世界大戦中まで遡ります。配当利回りは4%台後半であり、増配率(5年平均)も+7.4%と高水準です。

また、TDのS&P信用格付けはAA-で民間銀行では最高水準となっています。「〇〇ショック」が起こったときでも、TDは投資家に配当を支払続けてくれるものと信じています。

AMGN、CVSについては、ヘルスケアセクター全体として、2023年は資金が流出しているのですが、この2社に関しては、金利上昇局面での買収による負債の増加も毛嫌いされている印象です。

AMGNは、同業他社のホライズン・セラピューティクス社を278億ドルで買収合意したことを受け、S&P格付けはBBB+に格下げされました。

CVSも2022年9月に在宅医療を手がけるシグニファイ・ヘルスを80億ドルで買収合意し、23年2月には106億ドルでオークストリート・ヘルスの買収に合意しています。

CVSの連続増配記録はわずか2年です。というのも、医療保険大手エトナ社の買収に伴い、増加した負債を消化するため、2018年以降増配を凍結していたためですね。22年には増配が再開され、ここ2年は年率10%で増配をしていたのですが…再び増配を停止するかもという懸念は捨てきれないです。

ただ私自身は、ヘルスケアセクターに対して極めて強気です。アメリカもそうですし、世界中で今後急速に高齢化が進んでいくことが見込まれるからです。20、30年先の未来を見据えて、コツコツ積み重ねるのみですね。

PEPは依然として高値感は否めません。ただ、私個人としてはアメリカ国内での根強いインフレを警戒しています。生活必需品セクターは、高いブランド力を背景に消費者に価格を転嫁できるため、歴史的にインフレ局面でのパフォーマンスは良かったです。個別株のPFでは生活必需品セクター16%となっていますが、もう少し高めたいなと。

ただ、それは皆理解しているのか、バリュエーションはたばこ株を除けば、どの株も厳しめです。また、PGやCL(コルゲート・パーモリーブ)などの生活用品系よりは、PEPやNESN(ネスレ)などの飲食料品系のほうが、「よりインフレに対応できるのかな?」ってぼんやりと考えています。高値づかみになるかもしれませんが、そもそもボラ低めで価格もあんまり下がらないと思うので「欲しいと思った時が買い時」でいいのかなと…



2023年3月の配当金

2023年3月は21銘柄から配当金を受け取っています。受け取った配当金は以下のようになりました。

税引後($):$1,544.86(-27.9%
税引後(¥):¥202,197(-21.4%

SPYDからの配当金が減少したため、残念ながら前年比でマイナスとなりました。

他方、SPYDを除いた分は、$504.18(2022年)→$572.39(2023年)と+13.5%増えています。

ETFの分配金はもともと不安定ですし、構成銘柄から計算した配当金は増えていますから、個人的には気にしていません。コツコツと積み上げていくだけですね。



2023年4月の買付方針♪

2023年は、家計を維持するための経費がかさんでおり、あまり投資に回せていません。旅行などレジャー支出もあるため、4〜5月も配当再投資分を除くと、そこまで投資はできないと思います。

3月に買い付けたPEP、CVS、AMGNは引き続きマークしています。2023年3月現在まで、情報技術セクターがS&P 500をアウトパフォームする一方、ヘルスケアは大幅にアンダーパフォーム、生活必需品もややアンダーパフォームなので、引き続き、ヘルスケアセクター・生活必需品セクター重視の姿勢は変わりません

他の株についても触れときます。

BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)はここにきて再び値を下げており、配当利回りは8%を超えています。アメリカにおけるメンソールたばこの禁止論議の影響が尾を引いています。伸びがしらの電子たばこ「Vuse」でも、メントール風味のものは販売見合わせを求める命令も出ていることから、しばらくは上値は重そうです。

私自身は、この株価で推移するようなら、2024年の新NISAでガッツリ買い増す予定です。

VZ(ベライゾン)は金利上昇による利払費負担増が懸念されます。通信セクターは、インフレ環境下では価格転嫁が厳しいこともあり、個人的にはやや弱気です。しかし、米国の通信株は他国と比較しても明らかに割安なので少し足す分には良いかもしれません。

新規では、ホームセンター大手のHD(ホームデポ)も検討でしょうか。最新の決算ミスで配当利回りは3%付近と近年見られなかったレベルまで上昇しています。

2024年のEPS成長はマイナス成長が見込まれ、PERは18.0倍です。ただそれまでがバリュエーション20倍超で取引されていたので、やや割安感もありますね。

個人的にはもう少し様子を見たいところです。昨年、医療機器大手のMDT(メドトロニック)や、メディアコングロマリットのCMCSAは決算が悪化していた兆候があったにもかかわらず、配当利回り2%前半の段階でスターターポジションを持ってしまった反省があります。

成長見通しが鈍化しているので、もう少しPERは圧縮されそうな予感もしています。とはいっても、$300以下で推移するなら、他の株の状況次第でスターターポジションを持とうかなと思っていますが…私は同業他社のLOW(ロウズ)も保有しているので、上がってしまったらしょうがないくらいの気持ちで焦らず構えたいなと。

情報開示:この記事は私自身が書いたものであり、私の意見を表しています。私はこの記事から報酬を受け取っておらず、この記事で言及されている会社と直接のビジネス関係はありません。

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