2023年6月末の資産状況・パフォーマンス〜焦らずに。やがては報われる〜

ゆーたんです♪

2023年6月末時点での資産状況・ポートフォリオのご報告です。

目次

2023年6月末時点のアセットアロケーション(資産配分)

SPYDを売却しましたが、現金比率0.1%以下のフルインベストメントの投資スタイルに変わりはありません。

地域別にみると、アメリカが76.7%(-5.6Pt)、イギリス11.1%(+2.5Pt)、カナダ8.6%(+2.1Pt)、アイルランド(メドトロニック)1.8%(+0.6Pt)、インド(インフォシス)1.7%(+0.5Pt)となっています。

イギリス株のユニリーバ(UL)やブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)、カナダ株のエンブリッジ(ENB)などのポジションを増やした関係で、アメリカ株のポジションが80%を割り込みました。

ただ、イギリス株はグローバルで活躍する企業ばかりですし、そもそも石油メジャーはドル建てで配当を支払っています。またアイルランドのメドトロニックは実態はアメリカ株なので、アメリカ株偏重に変わりはありません。



米ドル建て分のポートフォリオ(YUHID)

私のポートフォリオ、YUHID(Yutan High & Increased Dividend Index)の状況です。

資産状況(米ドル)

資産残高はほとんど増えていませんね笑

6月中旬にSPYDを売却して8,600ドル近くの税金を支払ったことも影響しています。

米ドル建ての資産額は年初来で0.1%の増加となっています。円建ての資産額は9.4%の増加です。円建ての資産が増えていても、円安で円の価値が目減りしていることによるものなので素直には喜べませんね。

2023年6月の構成銘柄とパフォーマンス

以前記事にした通り、長らく私のポートフォリオのコアポジションだった高配当株ETFのSPYDを6月に売却しました。

現在は個別株オンリーでの運用となっていて、74銘柄に投資しています。

ポートフォリオのトップ3は、大手飲食料メーカーのPEP(ペプシコ)、石油メジャーのSHEL(シェル)、半導体大手のAVGO(ブロードコム)となっていて、ここまでが保有割合の3%を超えている銘柄です。

各銘柄のポジションサイズと年初来からのパフォーマンス(純粋な株価変動、配当は含まず)を下記の通り、ツリーマップにまとめました。

見ての通り、保有株では、情報技術セクターの強さとヘルスケアセクターの弱さが顕著ですね。2023年のパフォーマンスで、保有株のトップ3、ワースト3は以下の通りです。

AVGO(ブロードコム):+55.1%
AAPL(アップル):+49.3%
MSFT(マイクロソフト):+42.0%

TFC(トゥルイスト・ファイナンシャル):-29.5%
PFE(ファイザー):-28.4%
CVS(CVSヘルス):-25.8%

TOP3はすべて情報技術セクターの銘柄でした。

アップル(Apple)が強すぎる…

しかしまあ、アップル強すぎです。

いや、私もiPhone、Macbook、Apple WatchにAirPods Pro、しまいにはHomePod miniまで…立派なアップルユーザーですけど(笑)…ここまで買われるのか。

2023年のEPS成長はマイナスが見込まれ、今後数年のEPS成長率も10%程度と予測されていますが、2023年業績の予想PERは32倍となっています。

S&P 500はアップル1銘柄だけで約7.7%を占めています。2位のマイクロソフトを含めると約14.5%となり、米国株式市場の7分の1以上をこの2銘柄で占めている計算です。

まあ個人的には「さすがに割高でしょ」と思うのですが、アップル株は「安心して夜も眠れる」株であることには間違いないわけで(ちょっとボラ高いですけどね)。

そして、みんながインデックス(S&P 500)に投資すればするほど、アップル株はどんどん買われていく。ESGスコアも悪くなく、機関投資家にとっても投資しやすい株なので、「売り手が少なく、割高でも買われ続ける」傾向もあるんだろうなと。

なので、アップル株はホールドでしょうか。私のポートフォリオに占めるアップル株は2%。S&P 500やオルカンの構成割合に比べたら全然アンダーウェイトなので、アップルが下がっても痛くはないです(笑)



セクターごとの優劣は鮮明

さて、ワーストのほうを見てみます。

1位のTFCは大手地銀株でSVB破綻が尾を引いてますが、最近ポジションを開始したので、ダメージはありません。

ワースト2位と3位はヘルスケアセクターで、こちらは大きく足を引っ張っていますね。いくらなんでも売られすぎだとは思うんですけどねえ😔

セクターごとの年初来リターンを下の図にまとめました。勝ち組と負け組の差が鮮明です。

アップルやマイクロソフト、エヌビディアが含まれる情報技術、アマゾンやテスラが入っている一般消費財・サービス、アルファベットやメタが入っているコミュニケーション・サービスの上げが顕著です。

S&P 500(VOO)は+15.9%なので、この3セクターだけがS&P 500を上回っています。

ヘルスケアは-1.3%となっています。糖尿病薬で有望なLLY(イーライリリー)やNVO(ノボ ノルディスク)など、買われている銘柄もあるので、この数字ですんでいますが…

成長が期待できる株に徹底して資金が集まっている成長があまり期待できない株はどこまでも売られている。二極化が顕著になっています。



2023年6月のセクター別の構成割合

SPYDを売却して個別株でポートフォリオを組んだことで大きく数値が変動しています。また今回から、一部銘柄のセクター変更、具体的には、V(ビザ)やMA(マスターカード)が情報技術→金融に移った点などを反映しています。

私のポートフォリオをS&P 500と比較すると、情報技術は12ポイントも少ないです。以前のメタやアルファベット、今回のビザやマスターカードのように、従来は情報技術セクターに属していた株が他のセクターに移動しているにもかかわらず、S&P 500の情報技術セクターのウェイトは30%に達しようとしています。

一般消費財・サービスも6.1ポイント、コミュニケーション・サービスも4ポイント程度少ないです。大手ハイテク株のポジションが少ないことが影響しています。

他方、生活必需品は9.3ポイント多く、ヘルスケアは6.6ポイント多いので、ディフェンシブ寄りのポートフォリオになっています。エネルギーや不動産も多めですが、公益事業はほぼ市場平均なみです。

パフォーマンス(2023年上半期)

(注)World=MSCIACWI。ポートフォリオの構成に沿って、構成銘柄からの配当を、配当落ち日の終値で再投資したと仮定。

2023年6月末時点のトータルリターン(配当込み)は年初来で+1.7%、円換算では+11.1%でした。

素直にインデックスに投資しておけばよかったじゃん?」と言われても、ぐうの音も出ないです…

6月末までの市場平均、高配当ETFのトータルリターンは下記のようになっています。

  • S&P 500:+16.9%
  • オルカン:+14.2%
  • YUHID:+1.7%
  • VYM:-0.5%
  • HDV:-1.5%
  • SCHD:-2.2%
  • SPYD:-4.1%

S&P 500やオルカンにはボロ負けです。2022年はS&P 500を19ポイント近く上回りましたが、ほぼその分を吐き出している感じですね💧



YUHIDのトータルリターン(2019/8〜)

私が統計を取り始めた2019年7月末以降のトータルリターンは+31.3%(年率+7.2%)です。

同時期のオルカンは+41.9%(年率+9.3%)、S&P 500は+59.5%(年率+12.7%)となっています。

(繰り返しで恐縮ですが)トータルリターンは期間の切り取り方次第で大きく変わります。ただそれを免罪符にせず、配当利回りを確保しつつ、トータルリターンも狙えるように努力したいなと。

今日では、大手ハイテク銘柄への資金集中が顕著になっていて、「Magnificent Seven」やら「Big 7」やら言われています。

この動きが続けば、S&P 500では飽き足らず、ナスダック、もっといえばこの7銘柄を個別株で持とうとする動きがどんどん広がっていくでしょう。

ただ、私自身はあまのじゃくなのか、市場の逆をいくのが好きなので(その結果がパフォーマンスの低迷につながっているんですけどね(爆))、自分を信じてコツコツと売られている株を積み重ねていきます。

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