2023年8月の買付状況・配当金状況〜配当金は月12万円突破🎵〜

ゆーたんです♪

少し気が早いですが、今月はもう配当金は入ってこないはずなので笑。

2023年8月の買付・配当金状況のご報告です。

目次

2023年8月の買付状況

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(Featured image by:Shutterstock)

今月はキャッシュフローの関係で給料からの投資は実施しておらず、配当金を原資に2銘柄のみの買付でした。

8/4に通信大手のVZ(ベライゾン、Verizon)を$33.14で10株、8/21に地銀大手のTFC(トゥルイスト・ファイナンシャル、Truist Financial Corporation)を$29.14で10株投資しています。

VZ(ベライゾン)

VZの配当利回りは7.83%。年初来では17%も下げており、大きく売り込まれています。

弊ブログやX(Twitter)でもたびたび触れている通り、鉛ケーブル問題を抱えているほか、高金利の環境下で巨額の債務残高が重しとなっています。

EPS成長見通しも限られていますし、鉛ケーブル問題がどう着地するかもまだ見えてこないので、すぐにキャピタルゲインを望むことは難しいと考えています。ひとまずは「減配しなければよし」といった具合でしょうか。

とはいっても、2023年の予想PERは7倍であり過去例のない水準です。コロナ前はPERが12〜14倍程度で取引されていました。鉛ケーブル問題が一段落つき、Cバンドへの設備投資が終わったことで、キャッシュフローが増加、債務を削減することができれば、株価も上向くのではないかと期待しています。

また、かりに米国経済が不況に見舞われて株価が大きく下げても、すでにベライゾンは下げまくっていますし笑、人々の生活に欠かせないサービスを提供している企業ですので、相対的に底堅い値動きとなることも期待しています。

TFC(トゥルイスト・ファイナンシャル)

知名度はあまり高くないと思いますが、米国の南東部(17州+DC)で事業を展開する地方銀行で、2023年6月末時点で7番目の総資産を有している銀行です。

総資産で5位のUSB(USバンコープ)や6位のPNCファイナンシャル・サービシズ・グループ)は地方銀行に分類されることが多いので、地方銀行のなかでは3番手となりますが、セクター分類(GICS)ではUSBもPNCも都市銀行に分類されていることから、地方銀行では最大の時価総額を誇るのがTFCです。

アメリカの地方銀行は、2023年のSVB(シリコンバレー銀行)破綻に端を発し、大きく株価を下げています。預金流出や、金利上昇に伴う保有債券の含み損、資金調達コストの上昇といった逆風に晒されています。

TFCも年初来では34%下げており、配当利回りは7.22%となっています。

しかしながら、時価総額が示す通り、TFCは地銀のなかではかなり強いファンダメンタルズを持つ銀行です。格付け会社がアメリカの地方銀行の格付けを相次いで下方修正するなかでも、TFCはS&P信用格付けでA-を堅持しています

今後、地方銀行が大幅な淘汰を余儀なくされることがあったとしても、むしろTFCは買収する側に回るのではないでしょうか。直近の決算ではガイダンスを削減しているため、すぐに大幅なアップサイドは期待できないかもしれませんが、地方銀行で最強格のTFCが配当を削減する事態に追い込まれれば、諦めもつきますので苦笑。



2023年8月の配当金収入♪

2023年8月は18銘柄から配当金を受け取っています。税引後の合計値は以下の通りです。

税引後($):$881.22(+53.5%
税引後(¥):¥127,047(+66.3%

SPYDを売却して個別株オンリーのポートフォリオにしたことで、前年同月比で大幅に増加しています。これからも配当金を雪だるまのように増やしていきたいですね✨



2023年9月の投資方針♪

2023年8月もあと4日間を残していますが、S&P 500は-4.0%と低調で、やや調整模様でした。

この先、アメリカの金利がどうなるのか、これだけの高金利環境下でソフトランディング(緩やかな景気減速)が本当に可能なのか、正直見通しが立ちにくいです。値を下げている株を少しずつ拾っていこうかなと。

現時点で購入を検討している銘柄は以下の通りです。すべて配当利回り5%以上です。銀行・保険株が値を下げたため、多めにチョイスしています。

  • USB(USバンコープ):アメリカの大手銀行
  • TFC(トゥルイスト・ファイナンシャル):アメリカの大手地銀
  • BNS(バンク・オブ・ノバスコシア):カナダの大手銀行
  • MFC(マニュライフ):カナダの大手保険
  • BBY(ベストバイ):アメリカの大手家電量販店
  • ENB(エンブリッジ):カナダの大手エネルギー輸送企業
  • VZ(ベライゾン):アメリカの通信大手

割安なシクリカル(景気循環)銘柄を買い増す一方、既存の保有株でパフォーマンスの良い株を利確して、ディフェンシブ銘柄である生活必需品のウェイトを増やすことを検討しています。

具体的な銘柄としては、金属加工を手がける小型株のMSM(MSCインダストリアルダイレクト)です。2年超の保有期間でトータルリターンは年率20.2%(1年以上保有する銘柄では5番目にいい数値です)と良好、配当利回りは3%近くまで下がってきました。もちろん、まだ上昇する可能性もありますが、利確タイミングとしては悪くないのかなと。

一部パフォーマンスの冴えない株を売却することも検討しています。候補としては、紙製品大手のKMB(キンバリークラーク、Kimberly-Clark)です。

KMBは50年以上連続増配を達成している配当王です。配当は安全と考えていますし、配当利回りも3%台中盤とたばこを除いた生活必需品セクターではかなりの高水準です。

しかしながら、同業他社のPG(P&G)と比較すると、パフォーマンスは大幅に見劣りします。確かにバリュエーションはPGよりも割安であり、短期的には成長見通しも強いのですが。21・22年と連続でEPSがマイナス成長となっており、トータルリターンはわずかにプラスという状態です。1年以上保有する銘柄のなかでは6番目に悪いリターンです。

個人的には、企業の不祥事や、業界大手でも没落した例があるため、一つの銘柄に自分のお金をたくさん投資するのが怖くて。分散投資を意識してきたことで、一つの銘柄がポートフォリオの2%以上を占めることもかつては稀でした。

しかし、生活必需品セクターは、何よりも「ブランドの強さ」がものをいう。そしてそのブランドの優劣はそう簡単には変わらない。

バフェット銘柄のコカ・コーラしかり、ペプシコのペプシや、ネスレのネスカフェ。私が生きているうちにこれらの飲料が飲まれなくなる未来は想像できない。生活必需品セクターは、事業内容も安定しており、不確実性も低いので、どの企業が出てくるかわからない半導体や製薬などのセクターとは異なり、下剋上は起こりにくいのかなと考えています。

となると、生活必需品セクターについては「時価総額の大きい企業(P&G、コカ・コーラ、ペプシコ、ネスレ etc)」に投資していればと安定かなと…。最終的には値動きも見ながら決めたいなとは思います。

情報開示:この記事は私自身が書いたものであり、私の意見を表しています。私はこの記事から報酬を受け取っておらず、この記事で言及されている会社と直接のビジネス関係はありません。

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