ゆーたんです♪
2023年11月の買付・配当金状況のご報告です。
2023年11月の買付状況
バリュー株を中心に、7銘柄を買い増しています。
製薬セクターは糖尿病薬を手がけるLLY(イーライ・リリー)やNVO(ノボ ノルディスク)を除くと苦しいです。PFE(ファイザー)やBMY(ブリストル・マイヤーズ・スクイブ)は年初来で30%を超える下げとなっています。
特許の崖による収益・利益減少リスクが意識され、投資家から嫌気されている印象を受けますが、高齢化という世俗的なトレンドと不況下でも需要がさほど落ち込まない点をプラス材料として捉えています。
リーマン・ショック時の買収をきっかけに減配したPFEはともかく、BMYは長年にわたり減配をしていません。あまりにも過小評価されているという見立ては変わりません。
エネルギー輸送のENB(エンブリッジ)は私のPFでTOP10に入るほどのポジションです。稼ぎ頭の石油パイプライン事業は、今後、石油需要の減少が見込まれ、事業の持続可能性が疑われていることも、高配当の要因なのかなと思います。
ただ、現実的に石油は自分の生きている間は必要だろうと。公益事業も手がけていますし、再生可能エネルギーにも取り組んでいます。ENBがダメになる時は、他の石油株も軒並みダメでしょうから、諦めもつきます。
カナダの大手銀行BNS(バンク・オブ・ノバスコシア)も、資金の返済不能に備えて損失額を多めに積み上げていて、23年の利益は前年度比で20%を超える減少となっています。
24年もほぼ横ばいの利益が見込まれており、配当の伸びは厳しそうですが、配当利回り7%という水準は魅力的です。「未来のこと」は分からないとはいえ、世界大恐慌以来減配していないという点を信頼しています。
あとはオルタナティブ資産運用を手がける会社として、BAM(ブルック・アセット・マネジメント)を買い増しています。同業の会社としては、BX(ブラック・ストーン)もありますが、個人的にはBAMを選好しています。
最後に、おもちゃメーカーのHAS(ハスブロ)や、家具・油圧シリンダーなどを手がけるLEG(レゲット・プラット)は、時価総額も100億ドルに満たず、知名度の低い銘柄かなと思います。
私のなかではそれほど信念の投資ではありませんが、配当利回りが6%↑でさすがに安すぎだろうという思いから買っています。この2銘柄については、あまり長期で保有し続けることは想定しておらず、利益が出たタイミングで売る予定です。
2023年11月の配当金収入♪
11月は18銘柄より配当金を受け取りました。
税引前の配当金は$1,159.26となりました。日本円($1=145円)に換算すると、約16.8万円ですね。
現在までの税引前の配当金額は$14,241.96となっており、2023年の配当金額は$15,500(225万円)程度になりそうです。為替レート次第なところもありますが、来年には配当金月20万円は達成できそうです。
このブログを始めた当初の目標(税引後の配当150万円)は上回っており、節制すればセミリタイアも可能かもしれませんが、円安による影響も大きいかなと思っています。物価上昇で通貨価値も目減りしていますので、個人的にはもう少し積み上げていきたいところですね。
2023年12月の投資方針♪
12月は冬のボーナスがありますが、家計維持のために数十万単位の支出が必要になるため、昨年ほど投資額を増やすことはできなさそうです。
足元では、金融や不動産などのシクリカル銘柄が大きく上昇している一方で、ヘルスケアや生活必需品などのディフェンシブ銘柄が低迷しているので、ディフェンシブ銘柄を中心に買い付けたいと考えています。具体的には下記の銘柄です。
- 半導体 :TXN(テキサス・インスツルメンツ)
- 製薬 :PFE(ファイザー)、MRK(メルク)
- 生活必需品:PEP(ペプシコ)、PG(P&G)、UL(ユニリーバ)
PEP、PG、MRKは配当利回りが2%台中盤〜3%程度で高配当とは言いがたいですが、事業内容は安定しており、成長見通しも同業種のなかでは強く、今後も株主に安定して利益をもたらしてくれるだろうと確信しています。
ULは、過去5年の配当込みトータルリターンはわずか4%にとどまっており、配当も2021年以降横ばいとなっています。確かに業績は伸び悩んでいますが、新興国市場でのシェアが大きく、為替の逆風による影響も大きかった模様です。EPSは16倍台まで下がり、割安な水準だと感じます。配当が減額されない限り、50ドル以下の水準で積み上げていきたいなと。
PFEは1株あたりの単価が安いので、少しずつ買い下がっていきます。糖尿病薬の収益への期待はしぼんでいますが、新薬開発パイプラインは強く、明らかに過小評価されているとの考えは変えていません。
TXNも半導体の需要が低迷していることから、もう少し反転には時間がかかりそうです。市場シェアも奪われているのではないかという疑念もありますが、半導体市場の未来は明るく、パイの拡大していく業界だと考えているので、少しずつ買い増していきたいですね。