2023年12月の買付・配当金状況〜年間配当金は税引前で222万円でした🎵〜

ゆーたんです。

だいぶ遅れてしまいましたが、2023年12月の買付・配当金状況のご報告です。

目次

2023年12月の買付状況

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(Featured image by:Shutterstock)

12月のボーナスでは、ヘルスケアや生活必需品といったディフェンシブ株を手厚く買い増しました。

PFE(ファイザー)は2023年で株価は40%を超えて下落し、保有株で最悪のパフォーマンスとなりました。ボーナスでは少額投資となりましたが、2023年を通じて断続的に買い増しています。

新型コロナ関連製品の需要減による逆風はありますが、充実した開発パイプライン(新薬候補)、多様化された製品ポートフォリオに魅力を感じており、安値を更新してもひるむことなく買っていく方針です。

MRK(メルク)は久々の買い増しです。2021年頃の80ドル割れ水準からはだいぶ値上がりしてしまいましたが、主力医薬品のがん治療薬キイトルーダは、2023年に世界で最も売れた医薬品になると見込まれています。特許切れとなる2028年頃まで堅実な成長を期待しています。

UL(ユニリーバ)は再び下がってきていますね。2021年以降、配当が横ばいなのも気になりますが(イギリス株は連続増配というよりも配当が横ばい、だけど減配しない株が多いです)、新興国市場での強さ、強力な製品ラインナップ、比較的割安なバリュエーションを魅力的に感じています

PEP(ペプシコ)は飲料事業はコカ・コーラという強力なライバルがいますが、スナック菓子事業(Laysなどのブランドを有しています)が利益率も高く強いです。EPS成長は年平均で一桁台後半、2023年の増配率も10%であり、生活必需品セクターのなかでも成長見通しが強く、その点にも惹かれています

新NISA枠の買付状況

新NISAについては、Xでのポストでも触れていますが、特定口座で保有していたBTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)、NGG(ナショナルグリッド)、UL(ユニリーバ)をNISA成長投資枠として振り替えています

高成長のMA(マスターカード)も検討しましたが、2023年は総じてハイテク株が強い一方、生活必需品や公益事業などのディフェンシブ株が弱かったので、バリュエーションが割安で、外国源泉税がゼロとなるイギリス株を選択しました

NISA口座において、高配当株は配当が吐き出されてしまい、その分は特定口座での投資となることから、非課税メリットを最大限享受するなら、投資信託や配当を出さない高成長株がよいことは重々承知しています

しかしながら、イギリス株のバリュエーションは割安と感じており、「キャピタルゲイン(値上がり益)もそれなりに狙えるのではないか?」と判断しての選択です。

なお、米国株については、外国源泉税が10%かかりますが、外国源泉税分はNISAでは回収できない(特定口座であれば日本の課税との二重課税になるので、外国税額控除により外国源泉税が戻ってきますが、NISA口座は日本が非課税のため、外国税額控除が適用不可)ので、高成長株(VやMA etc)を除いてNISA口座の選択肢からは外しています。

また、同じくXのポストにて触れましたが、NISAつみたて投資枠の資金捻出のため、AAPL(アップル)を売却しています。

バリュエーションがやや割高と感じたこと、そしてS&P 500ではAAPLが7%近く含まれていること増配率が鈍化傾向にあること(2023年はわずか4.3%!)を考慮しての選択です。本意ではありませんが、さすがに非課税枠をみすみす捨てるわけにもいかず…難しい判断でした。



2023年12月の配当金状況

2023年12月の配当金は税引前で$1,566.96、日本円換算で22.6万円となりました

2023年トータルでは$15,808.92、日本円換算では222万円でした。22年は$15,504.26、日本円換算で202.8万円でしたから、ドル建てでは2.0%、円建てでは円安もあって9.0%の増加となっています

ドル建ての配当金はそこまで増えませんでしたが、2022年のSPYDの配当金(分配金)が多かったこと、23年にSPYDを売却して個別株に振り替える過程で少し配当利回りが下がったことも影響しているかと思います。

現時点での今後1年間での予想配当金は$16,989.31となっています。今までと違って、すべて個別株でポートフォリオを組んでいるので、配当金の予想ははるかに立てやすくなっています。トータルリターンも追求していきますが、配当金の積み上げも引き続き重視していく方針に変化はありません



2024年1月の投資方針

2024年1月はふるさと納税や旅行などで何かと支出が多く、新規の資金投入はほとんどできないかと思います。

とはいえ、配当からの入金もあるので、買うなら何を買うかですが…情報技術はかなり値上がりしてしまいましたし、シクリカル(景気循環)の金融株は2022年初頭の高値までいかなくともだいぶ戻しています。ここから金融や情報技術セクターの株を買っていくことには抵抗があります。

やっぱり買うとすれば、ヘルスケアや生活必需品といったディフェンシブ株になりますでしょうか。特に生活必需品のパフォーマンスが冴えないため、以下の銘柄を検討しています。

  • NESN(ネスレ)
  • PM(フィリップ・モリス)
  • PG(P&G)
  • ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)
  • HSY(ハーシー)

NESNはSBI証券や楽天証券など大手ネット証券では購入不可です。また、スイス株ゆえ、外国源泉税35%がネックになってきます。

しかしながら、配当利回りは3%とネスレ社としては高水準です。優先度は高いのですが、最低投資資金が30万円以上必要なので、買うとしたら別の銘柄を手放した場合になりそうです。

PMはiQOS(アイコス)に代表される加熱式たばこで先行しており、いち早く紙巻きたばこからの脱却を進めています。MO(アルトリア)、BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)と比較して成長見通しも強いことから、もう少しポジションを引き上げてもいいかなと感じています。

PGは説明不要ですね。配当利回りは2%中盤の配当王です。バリュエーションはやや厳しめですが、足元では少し株価は下がってきています。価格決定力の高さからくる成長見通しの強さ、ボラティリティの低さに魅力を感じています

穀物の調達、加工、保管・輸送を手がけるADMはロシアによるウクライナ侵攻の影響で穀物価格が急騰したことにより、2022年に株価が急騰したものの、23年は穀物価格の下落に伴って株価も下落基調で、ここに来て株価は70ドルを割り込んできました

ADMが手がける事業は、マージンは薄く、利益率の高い事業ではありません。しかしながら、穀物メジャーは数社の寡占状態であり、参入障壁は高いです。

そして穀物は人々の生活に欠かせないものです。将来的な気候変動リスクと穀物価格上昇への対処という意味合いもあります。とうもろこしや小麦などのコモディティに投資する手もありますが、それならコモディティを取り扱う会社の株を買ったほうがよいかなと。

HSYは弊ブログでは初めて紹介するかもしれません。チョコレート🍫製品で有名な会社です。個人的にはチョコレートアイスのイメージが強いですね。

高いEPS成長と高い増配率が魅力で、株式もかなり割高に評価されてきましたが、成長見通しの鈍化、そして減量薬への懸念から、株価は下落傾向で、PERも圧縮、配当利回りは2%台中盤になっています。

製品ポートフォリオの多様さを考慮すると、個人的にはネスレやペプシコを選好しますが、もう少し株価が下落して配当利回りが3%くらいまでくれば、スターターポジションをもつにはよいのかなと考えています✨

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