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銘柄分析

【IBM】~事業構造の転換を進める歴史あるIT企業!〜

投稿日:2018-11-11 更新日:

ゆーたんです♪

事業構造の転換を進める歴史あるIT企業、IBM(アイ・ビー・エム)の銘柄分析です。

IBMってどんな企業?

IBMという企業の名前を聞いたことある人は多いのではないでしょうか。IBMは、世界有数のIT企業、設立は1911年で、既に100周年を超えている歴史ある企業です。

IBM_image

2017年の従業員数は36万人を超えており、世界の雇用にも大きく貢献しています。また、特許取得数では1993年以来、世界1位の座を維持し続けています。ハードディスクやATMなど、IBMの発明は多岐にわたっています。

しかし、IBMがどんな事業をしているかというと、中々答えられる人は少ないのではないでしょうか(私もそうです💧)。それもそのはず、IBMは長い歴史のなかで、パソコン事業(現在は売却済み)からパソコンのプログラムなどのソフトウェア事業、そしてデータ保管サービスなどのクラウド事業・言語を理解・学習し、ヒトの意思決定を支援するシステムであるWatsonというように、事業を絶えず組み替えて成長してきました。

もっとも、近年では業績・株価ともに伸び悩んでおり、「永遠の不発弾」と揶揄されています。アメリカの偉大な投資家であるバフェットがかつて保有していた銘柄で、今なお保有している方も多いと思いますが…果たして復活はあるのでしょうか?

IBMの業績

※グラフはMorning star、IRデータより作成。

収益、営業利益、純利益

IBM_Revenue

収益は減少傾向、営業利益率は横ばいとなっており、苦戦している状況が伝わってきます。2017年の第3四半期決算まで、22四半期連続減収という不名誉な記録も作ってしまいました💧

2018年の収益は前年と比較してほぼ横ばいでしたが、営業利益、純利益は増加しています。何とか踏みとどまっている感じでしょうか。

EPS、BPS、ROE、株式数

IBM_EPS,BPS,ROE2018

調整後EPSは近年は横ばいで推移しています。ROEが高水準ですが、これは借金をして積極的に自社株買いをしていることが影響しています。
IBMの株式数
自社株買いにも熱心です。この10年間で4割近く株数が減っています。RedHat買収により、2020年・21年は自社株買いを停止することがアナウンスされています。

キャッシュフロー(CF)

IBM_CF2018

IBMの魅力はこの安定したキャッシュフローですIBMが注力するクラウド分野では大きくAmazonのAWSにシェアを奪われていますが、営業CFマージンは20%前後の水準で安定していることから、依然ビジネスモデルは安泰であると考えることもできます。

この水準が維持できれば、減配リスクは小さいといえそうです。逆にキャッシュフローが減少してくるようだと、危険水域といえるでしょう。



IBMの配当

IBM_Dividends2018

1996年以降、連続増配となっており、配当金はこの10年間で3倍以上になっています。配当性向も上昇していますが、まだ60%台のため、増配余力はあります。2017年も配当性向だけ見ると100%に近い水準ですが、特別な要因などを除いた調整後EPSで見るとそれほど問題にならない水準です。

IBMの株価チャート

直近5年の株価推移

IBM_Chart_2014-20191012

S&P 500との比較(1968/1~)

IBM_Chart_20191012

長期スパンで見れば、右肩上がりにはなるのですが、2013年の最高値の210ドル台からは40%以上下落してしまっています。リーマン・ショックからの回復は早かったのですが…。

2016年につけた安値121ドルを境に反発したかのように見えましたが、2018年の第3四半期決算発表での失望売り、Red Hatの買収発表での先行き不透明感の売りから、株価は1か月足らずして、150ドル台から115ドル台まで下落してしまいました。米国株全体が調整ムードに入る中、12月末には一時107ドルを付けましたが、その後の米国株全体の急回復、第4四半期の決算が好調だったことにも助けられ、再度140ドルまで戻してきました。

1968年以降のS&P 500と比較したところ、ほぼ一貫して下回っています。2013年頃には追いつきそうだったのですが💧

まとめ

プラス要因

PERなどの指標が割安

2018年のIBMの調整後EPSは13.8ドルとなっています。その水準で見たPERは10倍程度です。時価総額は1200億ドルほどですが、収益が9兆円ほどある大企業にしては、かなり低い数値だと思います。仮に、PERが15倍の水準まで買われたとすると、株価は207ドルまで上昇する計算になります。

キャッシュフローは潤沢、配当性向にも余裕がある

IBMのキャッシュフローは高水準で安定しており、配当性向もまだ60%台です。現時点での減配リスクは小さいです。IBMを、かつて時価総額1位で、現在は業績悪化に苦しむGE(ゼネラル・エレクトリック)と重ね合わせて、「第2のGE」になるのではという声もありますが、きちんと利益もあげられていますし、少なくともキャッシュフローが安定しているうちは大丈夫だと思います。

マイナス要因

ビジネスモデルの先行き不透明感

IT業界は競争の激しい業界です。現在のIBMはクラウド事業や、Watsonに代表されるコグニティブ(認知)ビジネスに力を入れてしますが、2018年第3四半期の決算では、その2つのセクターも前年比減収となるなど、ビジネスモデルの転換がうまくいっているとは言い難い状況です。

財務健全性が低い

IBMは借金をして自社株買いをしている関係上、自己資本比率が10%台と低いです。さらにRed Hatを3.8兆円で買収することを発表したため、さらなる負債の増加が懸念されます。

IBMは私も保有している銘柄です。一時期はどうなることやらと思いましたが、気づけば個別株の中でもかなり含み益が出ています。「株価は水物」であることを改めて実感させてくれますね。

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