ゆーたんです♪
以前は、調べたいことがあれば、本や新聞で情報収集をしていましたが、今日では、インターネットで検索すればある程度欲しい情報は簡単に得ることができます。
とても便利な世の中になったと思いますが、簡単に情報が得られるようになった反面、情報過多で必要な情報が埋もれてしまい「選択」が困難になるという状況(情報オーバーロードといいます)をもたらしているようにも思います。

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投資においても同様で、事前の情報集めはもちろん大切ですが、投資には絶対的な「正解」があるわけではありません。自分の「選択」に自信がないと、あふれんばかりの情報に振り回されてしまって、「選択」がしにくくなったり、「選択」自体がコロコロと変わったりという状況に陥りがちです。
今日は、自分の「選択」を信じることの重要性について書いてみようと思います。
投資に「正解」はない
投資とひとくちに言っても、どういった金融商品に投資するか、その選択肢はさまざまです。
王道の株式や債券、レバレッジ取引が魅力のFX・CFD・仮想通貨、財産所得の代表格である不動産や、太陽光発電、さらにはソーシャルレンディング(お金の借り手と貸し手をインターネットでつなげる)といったように、パッと思いついただけでもこんなに選択肢があります。
そして、株式なら株式でも、市場平均(S&P 500等)に投資する、グロース株に投資する、バリュー株や高配当株に投資する、株価の低い株(ボロ株)に投資するというように、これまた色々な選択肢があります。
私も初めから米国株(アメリカ株)投資、高配当株投資にたどり着いたわけではありません。FXから入って、色々と調べていくうちにNISA枠を使った日本株での高配当株投資、市場平均に投資するインデックス投資(投資信託)を経験しつつ、最終的に米国株(アメリカ株)投資、高配当株投資にたどり着きました。
調べ方によっては、また違った金融商品に投資していたはずですから、本当に偶然の産物だと思っています。
色々と回り道をしてしまいました💦今思えば初めからFX投資なんてせずに、株式投資にしておけばよかったなあって思います。でもFXでの大やけどがなかったら、米国株(アメリカ株)投資にはたどり着いていなかったと思いますし、今でもチャートを眺めてテクニカル分析をする毎日だったように思います。
もっとも、どういった金融商品に投資するかについては、何が正解で何が不正解というのはありません。短期売買の才能があるという自信があるならFXがいいでしょうし、最小の労力でリターンを得たいならS&P 500等へのインデックス投資がいいでしょう。配当金収入に魅力を感じるなら高配当株投資になると思います。
このように、それぞれの人の価値観や重視することの違いにより、その「選択」は変わります。
一度決めた「選択」はなるべく守る
私は、米国株(アメリカ株)をメインに、高配当株にウェイトを置いて投資しています。高配当株投資については、「成長余力の乏しい株を買っているから期待リターンが低い」「税金面で不利である」という批判をよく耳にします。
その批判自体も私は承知したうえで、高配当株投資をしていますので、改めて高配当株投資を批判する記事を読んだからといって、自分の「選択」を変えたりするようなことはしません。もちろんライフスタイルや考え方の変化に応じて、「選択」を変えること自体は否定しませんが、一度自分で「選択」したら、ある程度(最低2〜3年)は継続することが重要だと思っています。
例えば、「今はグロース株が好調だから、高配当株を売ってグロース株に集中投資しよう」とか、「ヘルスケア株が好調だから、既存の株を売ってヘルスケア株に集中投資しよう」というふうに、できる限りのリターンを求めて、頻繁に「選択」を変えることは、一部のスーパー投資家でもない限り、お勧めできません。
確かに、適切に「選択」することで、うまく波(ウェーブ)に乗ることができれば、大きな利益を出すことができます。しかし、それが上手くいく保証はどこにもありませんし、リターンは手数料分確実に押し下げられることになります。
例えば、以前、私は南アフリカの産金会社、HMY(ハーモニー・ゴールド・マイニング)に投資していました。いわゆる「金鉱株」ってやつです。多少利益がのっていたこともあり、2019年3月に売却しました。今となっては大きく上昇していますが、後悔はしていません(元々18万程度と少額だったこともありますが💧)。だからといって、金鉱株に乗り換えようとは思いません。
HMYは配当も得られるということで購入したのですが、蓋を開けてみれば2018年の決算で大幅な赤字、無配となってしまいました。金鉱株を値上がり狙いで買ったことは事実ですが、それは配当が得られることを前提としていました。前提条件が崩れた以上、いつ上がるかどうかわからない値上がり益を待つより、余剰資金を高配当株に変えたほうが得策だと考えたからです。
まとめ~自分の「選択」を信じよう~
よく「投資は自己責任で」というふうにいわれます。本当にそうだと自分でも思っていて、色々とメリット・デメリットを調べたうえで、自分でどの金融商品に投資するかを「選択」することをお勧めします。
「Aさんが薦めていたから」「Aさんが保有しているから」という理由だけで投資することはお勧めできません。仮に、Aさんが投資方針を変えた場合、それに振り回されてしまいますし、自分の「選択」を信じられないと、他人の発信する情報を見て「やっぱり自分が間違っているのかなあ」とか思ってしまったりして、動揺してしまいがちだからです。
あと、投資家の方々が一番気にするであろうリターンというのは、「どの時期に投資していたか」「いつ購入したか」によっても大きく変わってきます。繰り返しになりますが、短期的なリターンの追求は、成功することもありますが、下手もすれば手数料分リターンを下げるだけで終わってしまいます。私はプロの投資家ではないので短期的なリターンの追求は諦め、基本的には「バイ&ホールド」を徹底しています。
これからも「今は○○に投資したほうが儲かる」「○○はオワコン」などの情報が世間を席巻するかもしれませんが、自分自身の「選択」を信じて投資を続けていこうと考えています。








