ゆーたん@東大卒のセミリタイア物語♪

米国株(アメリカ株)中心の高配当株投資で経済的自由・セミリタイア(FIRE)を目指す、一人の女性の物語♪

高配当ETF ETF

【VYM】~コスト・増配率・銘柄分散に優れた、米国高配当株式ETFの定番♪~

投稿日:2018-11-17 更新日:

*更新情報:トータルリターンのグラフを追加。セクター分類の区分を別記事に移行するため削除♪(11/12)

ゆーたんです♪

VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF、バンガード・米国高配当株式ETF)について分析します。

My ポートフォリオ(YUHID)で最大の割合を占める主力のETFです。「アメリカの優良企業に投資したい」「でも、配当もそれなりに欲しい」という人にうってつけのETFです♪

VYMってどんなETF?

アメリカ株式市場のうち、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を組み入れたETFです。基本情報は以下になります♪

銘柄数 406
ファンド総資産額 348億ドル(約3.76兆円)
実績PER 16.8倍
分配金(配当金)
(直近12か月実績)
2.8015ドル
分配金(配当金)利回り 3.16%

※2019年9月末現在(出典:Vanguard HPより作成)

提供しているのは、米Vanguard(バンガード)社で、運用資産は約5.7兆ドル(2019年3月現在)にも達する世界第2位の資産運用会社です♪

VYMの構成上位銘柄

JP Morgan Chase & Co.(JPモルガン・チェース) 金融 3.6%
2 Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン) ヘルスケア 3.3%
3 Procter & Gamble Co.(P&G) 消費財 3.0%
4 Exxon Mobil Corp.(エクソンモービル) 石油・ガス 2.9%
5 AT&T Inc. 電気通信 2.7%
6 Verizon Communications Inc.(ベライゾン・コミュニケーションズ) 電気通信 2.4%
7 Intel Corp.(インテル) テクノロジー 2.2%
8 Chevron Corp.(シェブロン) 石油・ガス 2.2%
9 Merck & Co. Inc.(メルク) ヘルスケア 2.1%
10 Cisco Systems Inc.(シスコシステムズ) テクノロジー 2.1%

※2019年9月末現在(出典:Vanguard HPより作成)、リンク先は銘柄分析記事に飛びます

誰もが知っているであろう米国・世界を代表する「超」優良企業が並んでいます。組み入れ銘柄2位のジョンソン・エンド・ジョンソン、4位のエクソンモービル、5位のAT&Tは私も個別株で保有しています。

その他にも、P&Gベライゾンシスコシステムズなど、米国株投資家に大人気の銘柄ばかりです。

誰もが知っているであろう米国・世界を代表する「超」優良企業に投資でき、かつ安定した配当も得られる。これこそがVYMの大きな魅力です✨

VYMには含まれていない主な銘柄

VTIの構成上位30銘柄と比較してみました。そのうち、VYMの構成上位銘柄に入っていないのは、下記の13銘柄です(太字はダウ平均採用銘柄)。

金融 Berkshire Hathaway(バークシャーハサウェイ)、Bank of America(バンク・オブ・アメリカ)
テクノロジー Microsoft(マイクロソフト)、Apple(アップル)、Alphabet(アルファベット)、Facebook(フェイスブック)、Visa(ビザ)、Mastercard(マスターカード)
ヘルスケア UnitedHealth(ユナイテッド・ヘルス)
消費者サービス Disney(ディズニー)
資本財 Boeing(ボーイング)
消費財 Amazon(アマゾン)、Home Depot(ホームデポ)

※2019年9月末現在

テクノロジーセクターが多くなっていますね。2017年まではマイクロソフトがVYMの構成銘柄に含まれていましたが、株価上昇により外れました。バンク・オブ・アメリカ、ボーイング、ホームデポは配当利回りが2%台前半~中盤なので、次の銘柄入れ替えの時には、組み込まれる可能性があります。



VYMのセクター比率

VYM_Sector_201908r

※2019年8月末現在(出典:Vanguard HPより作成)

上位3セクターの金融、消費財、ヘルスケアで全体の約45%を占めていますね。ただ、比較的セクターのバランスはとれているように思います。

(参考)VTIのセクター比率

VTI_Sector_201908

※2019年8月末現在(出典:Vanguard HPより作成)

アメリカ株式市場に投資するVTIと比較すると、その特徴が明確になります。

VYMではテクノロジー消費者サービス資本財の割合が、VTIと比較して低くなっていることがわかります。特にテクノロジーセクターはVTIの半分程度と少なくなっています。先に見てきたように、時価総額上位銘柄であるGAFA(Google,Apple,Facebook,Amazon)が一切含まれていないからですね。

逆に、VYMでは消費財石油・ガス公益電気通信の割合が、VTIと比較して高くなっていることがわかります。いずれも高配当の銘柄を多く抱えているセクターですね。なお、不動産セクター(REIT)は、VYMには一切含まれていません

VYMの経費率(コスト)

VYM_Expense_2011-19r

(出典:Vanguard HPより作成)

2019年現在、VYMの経費率は0.06%です。100万円投資しても1年間のコスト(費用)はわずか600円しかかりません。

上記のグラフをみてもわかるように、経費率は断続的に引き下げられてきています。ちなみに、設定当初の経費率は0.25%でした。

経費率は何も値下げされるばかりではなく、値上げされることもあります。しかし、VYMのように、安定して資産が増加しているETFであれば、現在の経費率の水準は維持できると思いますし、さらなる値下げも十分期待できると思います✨



VYMの分配金(配当金)推移

VYM_Distribution_2006-19h3
(注)2019年は第3四半期までのデータ。

分配金(配当金)は、この10年間で約1.8倍になりました。リーマン・ショックの影響もあり、2009・10年と2年連続で減配していますが、それ以降はひたすら右肩上がりになっています。

年4回分配で、分配月(配当月)は、3・6・9・12月の中旬~下旬ごろです。実際の支払いは翌月にずれ込むこともあります。

増配率も素晴らしいですね。2013年以降は、16年を除けば10%前後をキープしています。直近5年間の平均は約8.7%、リーマン・ショックを挟んだ直近10年間の平均も約6.3%と高水準です♪

VYMの株価チャート

S&P 500との比較(2006/11~)

VYM_Chart_20191012r2

VYMが設定されたのは2006年11月10日です。設定来のリターンはVYMの+73.9%に対し、同期間のS&P 500は+111.98%とやや差がついていますね。2013年頃までは、ほぼS&P 500と連動していましたが、2014年以降、GAFAに代表されるハイテク株が大きく株価を伸ばしたため、じわじわとその差が広がっているようです💧

S&P 500に劣るとはいえ、VYMも2009年以降、右肩上がりで株価は成長しています。もっとも、2018年以降は横ばいで推移しています。

S&P 500との比較(トータルリターン)

VYM_TR_200609-201911※税金や取引コストは考慮しない数値

設定来から2019年10月末までの、配当を再投資したトータルリターンを計算してみました。VYMが+164.5%、同期間のS&P 500は+185.2%になります。年率換算すると、VYMは+7.8%、S&P 500は+8.4%となります。

実は設定来から2016年末まではS&P 500のトータルリターンを上回ってきました。しかし、2017年に入って、ハイテク株が大きく株価を上昇するなかで、配当を出す成熟企業で構成されているVYMはややリターンが劣後してきています。



(参考)HDV・SPYDとの比較(2015/10~)

HDV VS VYM VS SPYD_20191012r

米国高配当株式ETFとしては、他にも、米BlackRock(ブラックロック)社のHDV、米State Street(ステート・ストリート)社のSPYDがあります。せっかくなので、この三つのETFのリターンを比較してみました。

SPYDが2015年10月に設定されたので、それ以降のデータで比較しています。2019年10月中旬時点の計測では、VYMが+29.12%、SPYDが+23.72%、HDVが+23.00%とわずかにVYMが優位です

一方、VYMのトータルリターン(2015年10月末~19年9月末)を計算してみると+48.1%、HDVは+43.8%、SPYDは+51.0%となっており、わずかながらSPYDに軍配が上がります。しかし、これはもう期間の取り方によって優劣が逆転するレベルですので、あまり気にする必要はないと思います。

まとめ

米国高配当株式ETFとして代表的な3つのVYM・HDV・SPYDについて、メリット・デメリット・その他の特徴を整理しました。

メリット デメリット その他
VYM ・経費率が低い(0.06%
・銘柄数が多く、分散度合いが高い
・増配率が高い(直近5年で8.7%
・分配金利回りが低い(3%前後) ・時価総額に概ね比例して投資
・不動産(REIT)は含まない
HDV 財務に不安のある企業を投資対象から除外できる ・経費率が高い(0.08%)が、誤差の範囲
・銘柄数は少なめで、セクターの偏りが大きくなりがち
・アクティブ運用の色彩が強い
・頻繁な銘柄入れ替え
SPYD ・分配金利回りが高い(4.5%前後 ・運用開始から日が浅く、増配の度合いが未知数
・銘柄数は少なめで、セクターの偏りが大きくなりがち
・80銘柄に等しく投資
・不動産(REIT)が約2割

VYMは、分配金利回りがHDVやSPYDと比べて低いという点をネックに感じる人もいるかもしれません。しかし、その分、コストの低さ銘柄数の多さ増配率の高さで優位性があり、個人的には、すべての要素を兼ね備えた優等生的なETFだと思っています♪

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