ゆーたん@東大卒のセミリタイア物語♪

米国株(アメリカ株)中心の高配当株式投資で経済的自由・セミリタイア(FIRE)を目指す、一人の女性の物語♪

高配当ETF ETF

【VYM】~キャピタルもインカムも狙える!コスト・増配率・銘柄分散に優れた、実績ある米国高配当株式ETF♪~

投稿日:2018-11-17 更新日:

【更新情報】(2019/12/23更新)

VYMの株価・配当などのデータを更新♪

ゆーたんです♪

My ポートフォリオで最大の割合を占める主力のETFでもある、VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF、バンガード・米国高配当株式ETF)について分析します。

VYMってどんなETF?

Dividend_4_image
(Image By:Adobe Stock)

アメリカ株式市場のうち、予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を組み入れたETFです。提供しているのは、米Vanguard(バンガード)社で、運用資産は約5.7兆ドル(2019年3月現在)にも達する世界第2位の資産運用会社です♪

基本情報は以下になります♪

銘柄数 404
ファンド総資産額 287億ドル(約3.13兆円)
実績PER 17.9倍
配当金(分配金)(直近12か月実績) 2.842ドル
分配金(配当金)利回り 3.03%

※2019年11月末。配当利回りは12月末時点(出典:Vanguard HPより作成)

VYMの構成上位銘柄

JP Morgan Chase & Co.(JPモルガン・チェース) 金融 3.9%
2 Johnson & Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン) ヘルスケア 3.4%
3 Procter & Gamble Co.(P&G) 消費財 2.8%
4 Exxon Mobil Corp.(エクソンモービル) 石油・ガス 2.7%
5 AT&T Inc. 電気通信 2.6%
6 Intel Corp.(インテル) テクノロジー 2.4%
7 Verizon Communications Inc.(ベライゾン・コミュニケーションズ) 電気通信 2.3%
8 Merck & Co. Inc.(メルク) ヘルスケア 2.1%
9 Chevron Corp.(シェブロン) 石油・ガス 2.1%
10 Wells Fargo & Co.(ウェルズ・ファーゴ) 金融 2.0%

※2019年11月末現在(出典:Vanguard HPより作成)、太字はダウ工業株30種。リンク先は銘柄分析記事に飛びます

10銘柄中8銘柄がダウ工業株30種構成銘柄であることからもわかるように、収益性・成長性・財務基盤の三拍子揃った企業の銘柄(いわゆるブルーチップとも呼ばれます)がずらりと並びます。

組み入れ銘柄2位のジョンソン・エンド・ジョンソン、4位のエクソンモービル、5位のAT&Tは私も個別株で保有しています。その他にも、P&Gベライゾンシスコシステムズなど、米国株投資家に大人気の銘柄ばかりですね♪

VYMには含まれていない主な銘柄

VTIの構成上位30銘柄と比較してみました。そのうち、VYMの構成上位銘柄に入っていないのは、下記の13銘柄です(太字はダウ平均採用銘柄)。

金融 Berkshire Hathaway(バークシャーハサウェイ)、Bank of America(バンク・オブ・アメリカ)
テクノロジー Microsoft(マイクロソフト)、Apple(アップル)、Alphabet(アルファベット)、Facebook(フェイスブック)、Visa(ビザ)、Mastercard(マスターカード)
ヘルスケア UnitedHealth(ユナイテッド・ヘルス)
消費者サービス Disney(ディズニー)
資本財 Boeing(ボーイング)
消費財 Amazon(アマゾン)、Home Depot(ホームデポ)

※2019年11月末現在

テクノロジーセクターが多くなっていますね。2017年まではマイクロソフトがVYMの構成銘柄に含まれていましたが、株価上昇により外れました。バンク・オブ・アメリカ、ボーイング、ホームデポは配当利回りが2%台前半~中盤なので、次の銘柄入れ替えの時には、組み込まれる可能性があります。



VYMのセクター比率

VYM_Sector_201911

※2019年11月末現在(出典:Vanguard HPより作成)

パッと見た感じ、セクター間のバランスはとれているように思います。アメリカ株式市場に投資するVTIと比較すると、消費財、石油・ガス、公益、電気通信の割合が高くなっています。逆に、テクノロジー、消費者サービス、資本財が低くなっています。

特にテクノロジーセクターは、VYMには時価総額上位銘柄であるGAFAが一切含まれていないこともあり、VTIとは構成割合に大きな差がついています。リーマン・ショック以降の株価上昇を牽引したセクターの比率が少ないことをどう考えるか…ですね💦

なお、不動産セクター(REIT)は、VYMには一切含まれていません

VYMの経費率(コスト)

VYM_Expense_2011-19r

(出典:Vanguard HPより作成)

2019年現在、VYMの経費率は0.06%です。100万円投資しても1年間のコスト(費用)はわずか600円しかかかりません。

上記のグラフをみてもわかるように、経費率は断続的に引き下げられてきています。ちなみに、設定当初の経費率は0.25%でした。

経費率は何も値下げされるばかりではなく、値上げされることもあります。しかし、VYMのように、安定して資産が増加しているETFであれば、現在の経費率の水準は維持できると思いますし、さらなる値下げも十分期待できると思います✨



VYMの配当金(分配金)推移

VYM_Dividend_2006-19

配当金は、2007年から19年までの間で約2.1倍になりました。2008年に起こったリーマン・ショックの影響から、2009・10年と2年連続で減配していますが、それ以降は右肩上がりになっています。

年4回の配当で、配当月は、3・6・9・12月の中旬~下旬ごろです。そのため、実際の支払いは翌月にずれ込むこともあります。

増配率も素晴らしいですね。直近5年間(2014-19)は、年平均で+8.3%、通算実績(2007-19)も、年平均で+6.4%と高水準です。2019年の配当金は2.842ドルとなっており、前年比で+7.3%の増配となっています✨

VYMの株価チャート(2006/11~)

VYM VS S&P 500

VYM_Chart_200611-1912

VYMが設定されたのは2006年11月10日です。VYMの株価は、2018年1月に高値をつけて以降、横ばいで推移していましたが、2019年11月になってようやく高値を更新しています✨

S&P 500と比較してみると、VYMの設定来のリターン+84.0%に対し、同期間のS&P 500は+126.15%とやや差がついています。2013年以降、じわじわとその差が広がっていることが分かるかと思います。もっとも、配当利回りに差があるので、配当を再投資したトータルリターンで比較すると、その差はずいぶんと縮まります。

VYM VS S&P 500(トータルリターン)

VYM_TR_200611-201911※税金や取引コストは考慮しない

設定来から2019年11月末までの、配当を再投資したトータルリターンを計算してみました。VYMが約2.73倍、同期間のS&P 500は約3.0倍になります。年率換算すると、VYMは+8.0%、S&P 500は+8.8%となります。

設定来からのトータルリターンは、2017年2月時点でS&P 500のトータルリターンを上回っていました。しかし、2017年以降、GAFAに代表されるハイテク企業が大きく株価を上昇するなかで、配当を出す成熟企業で構成されているVYMはトータルリターンでもやや差をつけられています。

間違いなくVYMの伸びを牽引してきたであろうマイクロソフトが、株価上昇でVYMの構成銘柄から外れてしまったことも、リターンの上ではマイナスに働いたでしょうか💦



HDV・SPYDとの比較(2015/10~)

SPYD_VYM_HDV_201510-1912r

米国高配当株式ETFとしては、他にも、米BlackRock(ブラックロック)社のHDV、米State Street(ステート・ストリート)社のSPYDがあります。せっかくなので、この三つのETFのリターンを比較してみました。

SPYDが2015年10月に設定されたので、それ以降のデータで比較しています。2019年12月中旬時点の計測では、VYMが優位です。一方、トータルリターン(2015/10~2019/11)で見てみると、SPYDの+54.7%に対し、VYMが+53.2%であり、わずかながらSPYDに軍配が上がります。

しかし、これはもう期間の取り方によって優劣が逆転するレベルですので、あまり気にする必要はないと思います。

まとめ

米国高配当株式ETFとして代表的な3つのVYM・HDV・SPYDについて、メリット・デメリット・その他の特徴を整理しました。

メリット デメリット その他
VYM ・経費率が0.06%と最安
・銘柄数が多く、分散度合いが高い
・増配率が高い
・分配金利回りが低い ・時価総額に概ね比例して投資
・不動産セクターは含まない
HDV ・財務に不安のある企業を投資対象から除外できる ・経費率が0.08%と高い
・銘柄数が少なく、セクターの偏りが大きくなりがち
・アクティブ運用的な性格をもつ
・頻繁な銘柄入れ替えがある
SPYD ・分配金利回りが最も高い ・運用開始から日が浅く、増配の度合いが未知数
・銘柄数が少なく、セクターの偏りが大きくなりがち
・80銘柄に均等投資(有名どころは少ない)
・不動産セクターが約2割

VYMは上に挙げた三つのETFのなかでも、最も歴史が古いETFであり、コストの低さ銘柄数の多さ増配率の高さで優位性があります。キャピタルゲインもインカムゲインも狙えるETFになっています。

もっとも、直近のリターンではややS&P 500に差をつけられていること、そして利回りでいえばさらに高いSPYDが登場したこともあり、配当金目当てではSPYDに劣り、トータルリターンではS&P 500にかなわないというように、やや中途半端な立ち位置になってしまった感は否めません💦

そうした事情もあって、米国株投資家の間でも以前より注目度が低下しているように思います。でも、米国・世界を代表し、かつ安定した配当・増配が期待できる「超優良企業」に一括して投資できるというVYMの輝きは少しも色あせることはありません

きっとまた再評価される日が来るのではないか…と(少なくとも私は)信じています✨

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