ゆーたん@セミリタイア物語♪

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高配当ETF ETF

【SCHD】~高い配当利回りと高い増配率を両立した究極のETF。だけれど...〜

投稿日:2020-02-17 更新日:

【更新情報】(2022/6/12)
基本情報のデータを更新、購入方法に関する記述を一部修正しました。

ゆーたんです♪

高配当ETFの一つ、SCHD(Schwab U.S. Dividend Equity ETF)について分析します♪

SCHDってどんなETF?

SCHDは少なくとも10年連続で配当金を支払っていて、時価総額や取引量が一定規模以上の米国株のうち、ファンダメンタルズ上位100社を投資対象とするETFです。Dow Jones U.S. Dividend 100 Indexをベンチマークにしています。

ファンダメンタルズとは、一般に企業の業績・財務状況を指しますが、ここでは、キャッシュフロー・総負債比率、ROE(株主資本利益率)、配当利回り、過去5年間の配当成長率、以上四つの指標で測定しています。

SCHDの基本情報

銘柄数 ※2022年6月10日 104
純資産額 ※2022年6月9日 360.2億ドル(約4.82兆円)
PER(株価収益率) ※2022年3月末 15.7倍
配当金(分配金)(2021年実績) 2.249ドル
配当利回り(直近12か月実績ベース) 3.03%
増配率(5年平均、2017〜21) 13.7%
増配率(10年平均、2012〜21) 12.0%
トータルリターン(5年)※2022年5月末 15.1% (参考:S&P 500 13.4%)
経費率 0.06%
設定日 2011/10/20

※出典:Charles Schwab HPより作成

このETFを提供しているのは、米Charles Schwabチャールズ・シュワプ)社で、3,380万もの証券口座、170万の銀行口座を有する、大手証券会社・銀行です。7兆ドルを超える顧客資産を預かっています。

銘柄数はインデックスの仕様上、高配当株式ETFのVYMよりは少ないものの、HDVSPYDよりは多くなっています。純資産額も4兆円を超えていて、高配当株式ETFとしてはVYMに次ぐ規模となっています

配当利回りは、2022年6月10日現在の株価で比較すると、SCHD:3.03%、VYM:2.92%と、SCHDがわずかに優れています。

そして、経費率は0.06%であり、VYMと全く同じです。配当利回りや経費率がVYMとほぼ同じであることから、VYMの大きなライバルともいうべき存在ですね

日本の証券会社では買えないSCHD

しかし、このETFには大きな問題点もあります。米国株大手3社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券)で取り扱っていないことです。

もっというと、提供会社が日本の金融庁に届出をしていない関係もあり、日本の証券会社では原則として取り扱いがありません(購入できる証券会社がありましたら、情報いただけると助かります)。

どうしてもSCHDを購入したい場合は、海外の証券会社で口座開設を行って、外貨送金を行って購入するなど、特殊な手続きが必要になります。

もちろん一般口座での取引となるため、税金の計算をすべて自分でしなければならず、確定申告も非常に手間のかかる作業になります。

こうした事情もあり、日本の投資家には極めてハードルの高いETFとなっています💧

SCHDの構成上位銘柄

1 MERCK & CO INC(MRK、メルク) ヘルスケア 4.5%
2 PFIZER INC(PFE、ファイザー) ヘルスケア 4.3%
3 COCA-COLAKO、コカ・コーラ) 生活必需品 4.2%
4 AMGEN INC(AMGN、アムジェン) ヘルスケア 4.2%
5 INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES COIBM 情報技術 4.2%
6 PEPSICO INCPEP、ペプシコ) 生活必需品 4.1%
7 VERIZON COMMUNICATIONS INCVZ、ベライゾン・コミュニケーションズ) 通信サービス 3.9%
8 HOME DEPOT INC(HD、ホームデポ) 一般消費財 3.8%
9 TEXAS INSTRUMENT INC(TXN、テキサス・インスツルメンツ) 情報技術 3.8%
10 BROADCOM INCAVGO、ブロードコム) 情報技術 3.7%

※2022年6月10日現在(出典:Charles Schwab HPより作成)

銘柄が選別されていることもあって、VYMの構成銘柄上位であるJPモルガン・チェース(JPM)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、P&G(PG)が含まれていないなど、構成上位銘柄は結構異なります

構成銘柄は時価総額で重みを付けていますが、1銘柄の上限を4.0%としているため、超えている分は四半期ごとに調整が入ります。

また毎日、銘柄の重み付けチェックが行われており、4.7%を超えている銘柄の合計割合が22%を超えている場合に調整が入ります。特定の1銘柄の影響力が大きくなりすぎないように工夫されています。



SCHDのセクター比率

※2022年3月末現在(出典:Charles Schwab HPより作成)

金融セクターがやや多くなっていますが、全体的にはバランスの取れたセクター構成となっているかと思います。

高配当株があまり多くない情報技術セクターの割合が比較的高い反面、高配当株が多い公益セクターはほとんど入っていません。配当利回りだけではなく、ROE(株主資本利益率)や配当成長率でスクリーニングされているからですね。

なお、セクターについても、一つのセクターだけで、保有割合が25%を超えないように制限がかかっており、過度に偏らないよう配慮されています

SCHDの配当金(分配金)推移

SCHD Dividend 2011-21

設定されたのが2011年なので、リーマン・ショック後のデータにはなるのですが、素晴らしい増配率ですね。

5年平均増配率(2017〜21)は+13.0%、10年平均増配率(2012〜21)は+12.0%となっていて、過去3年の増配率は10%を超えています。コロナショックの2020年も何事もなかったかのように増配している点はポイント高いです✨

他の高配当株式ETFと同様、年4回の配当で、配当月は3,6,9,12月の中旬~下旬になります。

SCHDのトータルリターン(2011/10~)

VS S&P 500(SPY)

2018〜2021年ごろのグロース株(成長株)優位の相場では、少しリターンは劣後していましたが、2022年のバリュー株優位の相場で再びS&P 500のリターンを上回ってきました✨



まとめ

・経費率が低く、増配率も高い高配当株式ETFでVYMに匹敵するポテンシャルをもつ。配当利回りもVYMと遜色ない。

・高配当ETFにしては情報技術セクターの割合が高い。反面、公益セクターの割合が低い。

海外の証券会社経由で購入する必要があり、日本の投資家には極めてハードルが高い。

SCHDは高配当ETFでありながら、情報技術セクターの割合が高いなど、セクターのバランスが取れたETFです。そして、5年平均・9年平均の増配率も10%超、経費率は0.06%であり文句のつけどころがありません。

他方、銘柄数はやはり少なめで、ファンダメンタルズに沿ってスクリーニングをしているため、指数連動型ではありますが、ややアクティブ色が強いETFでもあります。

それでも、構成銘柄はアメリカを代表する一流企業ばかりです。連続増配ETFとしてVIGがありますが、VIGは配当利回りが低い銘柄も含まれているため、配当利回り3%以上を実現することは困難です。その意味で、SCHDは高配当と増配を両立できる究極のETFといえるのではないでしょうか

日本の証券会社で気軽に買うことができないのが、本当に悲しいですね💧

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