ゆーたん@東大卒のセミリタイア物語♪

米国株(アメリカ株)中心の高配当株投資で経済的自由・セミリタイア(FIRE)を目指す、一人の女性の物語♪

銘柄分析

【UN/UL】(ユニリーバ)~高いブランド力を誇る世界最大級の消費財メーカー♪~

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ゆーたんです♪

高いブランド力を誇る世界最大級の消費財メーカーであるユニリーバの銘柄分析です♪

ユニリーバってどんな会社?

ユニリーバ(Unilever、ティッカー:UN/UL)は、オランダのロッテルダムおよびイギリスのロンドンに本社を置く、紅茶やアイスクリームなどの飲食料品、ヘアケア・スキンケア、洗剤などの日用品を製造・販売する消費財メーカーで、生活必需品セクターに属する企業です(下記写真右の建物がロンドンにある本社です)。

England_Unilever_Office_image

400以上のブランドを保有し、190を超える国でブランドを展開、毎日25億人の人々がユニリーバの製品を使っていると、ユニリーバはうたっています。世界の人口の3割以上とは、驚愕の数値ですね💦

ブランドとしては、紅茶のLipton(リプトン)、スープのKnorr(クノール)、ヘアケアのmod's hair(モッズ・ヘア)、ヘアケア・スキンケアのDove(ダヴ)、Lux(ラックス)などで有名です。

2018年の収益は約510億ユーロ(約6.6兆円)となっており、生活必需品セクターとしては、ネスレの約918億スイスフラン(約10.2兆円)、P&Gの約676億ドル(約7.4兆円)に次ぐ規模になっています。

2017年には、ケチャップなどで有名な食品企業、クラフト・ハインツにより、約1430億ドル(約16兆円)での買収提案がありましたが、ユニリーバが拒否したため、破談となっています。現在、ユニリーバの業績は堅調ですが、一方のクラフト・ハインツは、業績悪化に苦しんでおり、何とも対照的ですね。

また、2018年にはイギリスとオランダ、2つある本社をオランダに一本化する計画を立てましたが、株主の反対にあい、頓挫しています。

オランダとイギリスそれぞれに本社がある関係上、ユニリーバはADR(米国預託証券)としてUNULの2種類が上場しています。UNはオランダ株扱いなので、源泉徴収税が15%かかります。この15%分はのちほど外国税額控除をすれば取り戻すことができますが、手続きが複雑ですし、所得税をある程度支払っていないと全額戻ってきません。私たちが投資するならイギリス株扱いで、源泉徴収がないUL一択になりますね。



ユニリーバの業績

※グラフはIRデータより作成。データはユーロ建て

収益、営業利益、純利益

UL_Revenue_2018

収益は緩やかながら増加傾向です。営業利益率は10%台で推移していましたが、2018年に入って20%超えと急伸しています。販売管理費が大きく抑えられていることがその要因です。

ユニリーバの部門別収益(2018年)

UL_Segment_Revenue_2018r2

ヘアケア・スキンケア用品などのビューティ&パーソナルケアと、飲食料品がそれぞれ約4割を占めています。ホームケア部門は、洗剤などの掃除用品を指しており、約2割を占めています。営業利益率は、ビューティ&パーソナルケアが20%超と最も高く、次いで飲食料品が10%台後半、ホームケアが10%前半で一番低くなっています。

ユニリーバの地域別収益(2018年)

UL_Area_Revenue_2018

ヨーロッパに本拠地を置くメーカーですが、ヨーロッパの収益は2割半ばと少ないですね。ユニリーバは新興国での収益が58%を占めており、新興国で強みを発揮しています。



EPS、BPS、ROE、株式数

UL_EPS,BPS,ROE_2018

BPSはほぼ横ばいで推移しています。2018年のEPSが大きく伸びていますが、これはユニリーバが、不振が続くマーガリンなどのスプレッド事業を売却したことによるものであり、一時的な要因によるものです。

UL_Shares_2008-18

株式数はほぼ横ばいですが、2017年のクラフト・ハインツによる買収提案もあって、株主価値の向上をはかり、同年に約50億ユーロ(約6250億円)、翌18年に約60億ユーロ(約7730億円)の自社株買いを実施しています。その結果、ここ2年の株式数が減少してきています。

キャッシュフロー(CF)

UL_CF_2008-18r

営業CF・フリーCFともに安定して増加傾向です。営業CFマージン(営業CF/収益)は10%台で安定的に推移しています。

ユニリーバの配当

UL_Dividend_2008-18

ユーロ建ての配当金を表示しています。配当金はこの10年間で2倍になりました。表にはありませんが、2019年も前年比で6%の増配となっており、2008年以降、連続増配となっています。(注:2006年に特別配当を出している関係で連続増配は途切れていますが、その分を抜くと、ユーロで配当金が支払われるようになった2001年以降、増配が続いています)

ユニリーバのADRを保有した場合は、ユーロ建ての配当金を基準に、為替レートを考慮して、その都度配当金が変わります。そのため、ドルベースで見ると、減配となる場合があります。基本的にADRの場合は、現地国通貨建ての配当金を基準に、為替レートを考慮して、ドル建ての配当金を決定している場合が多いので、ドル高の場合は、受け取れる配当金も減ることになります。その点には注意が必要です。

この10年間の平均増配率は7.1%、配当性向も70%以下で推移しており、安定感がありますね✨

ユニリーバ(UL)の株価チャート

S&P 500との比較(1968/1〜)

UL_Chart_20191012

ULの株価は、1968年以降から現在までで約86倍になっています。長期的には右肩上がりの傾向を示しており、S&P 500にも大差をつけていますね。

配当利回りは、2.97%(2019/9/16現在)とまずまずの水準です✨



まとめ

プラス要因

高い収益力を誇るブランドを数多く保有

ユニリーバは10億ユーロ(約1,300億円)以上の収益を持つブランドを12個保有しています。

ビューティ&パーソナルケア部門では、男性化粧品のAxe(アックス)、 Dove、 Lux、 制汗剤のRexona(レクソナ)、 ヘアケアブランドのSunsilk(サンシルク)の5つです。

飲食料品部門では、Knorr、マヨネーズなどのHellmann’s(ヘルマン)、高級アイスクリームブランドのMagnum(マグナム)、Lipton、アイスクリームブランドのHeartbrand(ハートブランド) の5つが挙げられます。ホームケア部門では、洗剤ブランドのDirt is Good、Surf(サーフ)の2つです。

これだけ高い収益力を誇るブランドを数多く保有していれば、一つのブランド力が低下しても、他のブランドでそれを十分カバーできるだけのパワーがあることを意味しています。

新興国市場に強みを持っている

ユニリーバは収益の約6割弱を新興国から得ています。特に世界第4位の人口を誇るインドネシアでは、ユニリーバ・インドネシアとしてインドネシア株式市場に上場しているなど、飲食料品・日用品メーカーとしての地位を確立しています。

新興国の人口が増えるにしたがって、ユニリーバの製品の需要も伸びていくことが予想されます✨

マイナス要因

プライベートブランド等によるブランド侵食の可能性

これは、ユニリーバに限らず、グローバルに事業を展開している消費財メーカー全体に言えることですが、小売業者または卸売業者が独自に開発したブランド(プライベートブランド)等による、ブランド侵食の可能性があります。

例えば、お茶ですと、生茶やおーいお茶、伊右衛門、爽健美茶などさまざまなブランド商品がありますが、スーパーマーケットに行くと、そのスーパーが独自に開発したお茶が置いてあると思います。値段もブランド商品より2〜4割程度安いです。

私は、出張先でお茶を買うときは、そうしたプライベート・ブランドの商品を購入しています。昔のこういった商品は、正直まずくて飲めませんでしたが、最近の商品は十分美味しくなっています。品質という意味ではまだまだブランド商品には敵わないかもしれませんが、価格の安さは魅力的です。

こうした安価なプライベートブランド商品が普及していけば、いくら強力なブランドを有している消費財メーカーといえど逆風になります。

私の保有状況・所感

私はユニリーバを25株保有しています。ずっと欲しい銘柄ではあったのですが、10月に晴れてホルダーになりました。購入理由などは以下の記事でまとめています♪


改めて銘柄分析をしてみましたが、長期保有に値するだけの魅力的な銘柄だと思います。配当利回りが3%前後とそこまで高くはありませんが(それでもP&Gやネスレ、コカコーラよりは高いです)、米国高配当株式ETFではフォローできないので、下押ししたタイミングでは買い増しできればと思っています♪

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