「無の境地」

ゆーたんです♪

米国株式市場は荒れ模様ですが、今月も給料日を迎えたので、いつも通り投資を行いました(投資銘柄は月末の配当金とあわせて記事にできればと考えています)。

今まで書いた記事ともやや重複する部分があり、大変恐縮ですが、コロナショックを経験したからこそ、そして株価が下がっている今だからこそ、相場に振り回されず、冷静になって行動することの重要性について書ければと思います。

目次

株式市場に振り回されていた、かつての私

今だからこそ冷静になってコロナショックを振り返ると、高配当株ETFであるSPYDを売ったかと思えば、程なくして買い戻したりと、一貫性のない投資行動をとっていました💦

コロナショックしかり、今回の下落しかり、株式市場が荒れているときには、どうしても前向きなニュースは少なくて、「売り時だ」「逃げ時だ」と煽るニュースがたくさん出てきます。

「それでも私は買い向かう」という心構えの投資家さんもいらっしゃると思います。とはいえ、こればっかしは実際に経験しないとわからない側面もあります。

私のポートフォリオは、コロナショック下の2020/3/9に9.6%の下落を経験し、翌10日には+3.5%と反発したものの、11日は-5.6%、翌12日は-11.2%と2日続けて暴落、13日は+8.2%と反発したかと思えば、週明け16日は12.7%の下落でした。

この12.7%は私が経験した最大の下落率です。反発して油断させておいて、翌日にガツンと下げる。このパターンが何度も繰り返されました。(もっともこの時は既にSPYDを買い戻していたので、強気一辺倒で現金比率がゼロになるまで株式を買っていました…💦)

長期で保有していれば、プラスになることを頭では理解していても、いざこういう事態に直面すると、もっと安値で買い戻せるのではないか?」「今回ばかりは違うのではないか?」という感情が湧いてきて、よりいっそう不安になります。

一度、そういった不安な感情が湧き出てしまうと、売る理由を探したくて、自分を納得させたくて、色々と情報を集めてしまうんですよね…結果的にマイナスにしか働かないと思います。

意思決定をなるべく少なくする

私は会社員なので、月1回の給料日があります。フルインベストメントなので、株式市場のタイミングは考えずに、原則、その日中に投資します。ボーナスのときもたいていそうですね。

定期的に配当も入ってきますが、あまり貯めておくことはしません。300〜500ドルくらい入ってくれば、だいたい欲しい株は買えることが多いので、すぐに投資してしまいます。

株式市場の変動を気にしないことで、「どの株を買うか」という意思決定だけをすればよくなります。
私はオリジナルのポートフォリオを組みたいので、毎月意思決定を行っていますが、積立投資であれば、もはやその意思決定すら不要です。

この意思決定のスタイルは、コロナショックでSPYDを買い戻してから、VWOBを売って株式100%のポートフォリオにしてから、ずっと続けてきました。当面はこのスタイルを継続していくつもりです。(人類が滅亡するほどの危機が起これば話は別かもしれませんが…💦)

確固たるシナリオを持つ

私もコロナショックのときは相当に動揺しました。特に高配当株は大きく下げたので、なおさらです💧

今でこそ、バリュー株が好調ですが、ワクチンが出来あがる2020年10月ごろまでは完全なグロース株優位でした。それでも、私が高配当株投資のスタイルを変えることはしませんでした。

例えば、当時のSPYDは、金融・エネルギーセクターの割合が今以上に高かったのですが、「金融・エネルギーなど、コロナショックで大きな打撃を受けたセクターは、社会活動が正常化していけば、株価もきっと回復する」「ワクチンが近い将来完成して、いずれコロナは収束に向かう」というシナリオを描いていました。

かなりの含み損を抱えたBPやロイヤル・ダッチ・シェルについても、「現実問題として石油や天然ガスは今後も主要なエネルギーであり続ける」「規模の経済を生かしてスーパーメジャーは生き残る」と確信していました。(もちろん、私がWBKとHSBCを損切りしたように、思い描いていたシナリオが崩壊することもあります。その時は、素直に損切りします。)

コロナショックの前に購入して、程なくして暴落に巻き込まれたにもかかわらず、SPYDは年率9%、RDS.Bは年率5%のプラスになっています。確かにトータルでみれば、S&P 500のリターンには及ばないかもしれない。それでも下手に売って、乗り換えるよりはきっと高いリターンを得られていると思います✨

今回はグロース株が大きく下げてますが、もし、グロース株の成長ストーリーに自信があるなら、必ず回復して株価も伸びていくはずです。グロース優位の相場が永遠ではないように、バリュー優位の相場もいずれは終わります。自分のリスク許容範囲内で投資をしていれば、恐れることも何もありません

まとめ


(Featured Image by Shutterstock)

コロナショック下にあった3月のときにも、「相場に振り回されない」「余計な情報に惑わされない」などといった趣旨は複数の記事にわたって書きましたが、その時は、自分自身への戒めとしての意味もありました。でも、今は、心から自信を持っていうことができます。

たくさんの情報に触れることで最適な意思決定をできる場合はその限りではありませんが、自分で100%コントロールできる部分(どの株を買うか、どれだけの多くの金額を投資できるか…など)に集中し、それ以外の部分には関心を向けない、「余計なものをそぎ落とす」、いわば「無の境地」にいたることが、投資を成功に導く一つの鍵になるのかなと考えています✨

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