ゆーたん@東大卒のセミリタイア物語♪

米国株(アメリカ株)中心の高配当株式投資で経済的自由・セミリタイア(FIRE)を目指します♪

投資雑感

投資家として試される相場の到来〜大切なのは航路を守ること〜

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ゆーたんです。

今週の米国株は、FRB(いわゆる中央銀行)のパウエル議長が急速な利上げに消極姿勢を示したことで株価が大きく上がりましたが、翌日は一転してFRBがインフレを抑制するために、急速な利上げを行わざるを得なくなるという懸念から株価が大きく下がりました💧


(Featured image by:Shutterstock)

株価が上昇して投資家をぬか喜びさせておきながら、翌日に大きく下げる。完全に投資家のメンタルをへし折りにきている相場の到来ですね。

コロナショックと比べると変動幅は小さいですが、下落を開始してから1か月少しで底をつけたコロナショックと違い、4か月たっても株価はさらに下押ししていることが投資家の不安をより増大させています。

今日はその件について書いてみますね。

直近5年間はかなりの強気相場だった

上の図は、S&P 500の直近5年間のチャートになります。三つの目立つ高値に水平線を引いてみました。

一つ目と二つ目は、S&P 500がマイナスリターンとなった2018年ですね。

1月以降の調整局面では、最高値からは約12%下げましたが、底をつけるまでの期間はわずか1か月、最高値を更新するまでは7か月かかりました。9月以降の調整局面では、最高値からは約20%下げましたが、底をつけるまでの期間はわずか3か月、最高値を更新するまでは同じく7か月でした。

三つ目は、2020年のコロナショックです。最高値からは約35%下げたことで弱気相場入りしましたが、底をつけるまでの期間はわずか1か月、下げ幅は大きかったものの戻りも早く、最高値を更新するまでは6か月でした。

つまり、直近5年間でみれば、株価が調整局面に入っても、1〜3か月程度で株価は底打ちし、半年程度で最高値を更新してしまうくらい、S&P 500、いわゆる米国株式市場は強かったことがわかります。

今思えば「株価が上がって当たり前」の相場だったのですね。

これより前となると、下のチャートにありますように、2015年7月以降の調整局面が挙げられます。

最高値をつけたのは2015年5月でしたが、7月頃まではほぼ最高値付近で推移していました。最高値からは約15%下げましたが、底をつけるまでの期間は7か月、最高値を更新するまでは約1年かかっています。さらに前となると、もうリーマン・ショック時の弱気相場まで遡ることになります💧

2022年5月現在、S&P 500は1月につけた最高値から15.7%下落しています。そして5月に入り、2月につけた安値をも下回って、さらなる下値を探ろうとしています。

もちろんこれから8月頃までに株価が戻して最高値を更新する可能性も否定できませんが、「2015年以来の株価調整局面」は現実的なものとなりつつありますし、リーマン・ショック以来の「長期弱気相場」も視界に入りつつあります💧



S&P 500の不安材料はGoogle、Amazonの決算ミス

S&P 500がこの先どのような値動きをするかはなかなか予想が立てられないのですが、一つ懸念材料があるとすれば、22年第1四半期のGoogle、Amazonの決算ミスでしょうか。

2021年秋以降、FB(フェイスブック)、PYPL(ペイパル)、NFLX(ネットフリックス)など、S&P 500の時価総額でTOP25に入るほど上位にランクインしていたハイテク株が、アナリスト予想を下回る決算で大きく売られています。

ただそれでも、超大型株である時価総額上位4社(Apple、Microsoft、Google、Amazon)の決算はアナリスト予想を上回っていました。そこが大きく崩れない限りは、S&P 500も安泰であろうと考えていました。

しかし、2022年第1四半期のGoogleとAmazonの決算がアナリスト予想を下回ってしまいました。Googleは最高値から24%の下落ですし、Amazonに至ってはもう最高値から40%近く下落しています。

相次ぐ好決算でアナリスト予想のハードルが上がっていることもあるかと思います。この2社の成長ストーリーが大きく崩れたとは考えていません(特にGoogleは配当があるなら買いたいと個人的には思います…!)が、コロナショック以降で大きく買われ、株価を上げてきた超大型株にも、決算ミス→株価暴落の悪循環が波及していることが、正直不気味です。

AppleとMicrosoftの決算はアナリスト予想を上回りましたが、次の四半期決算が心配です。この2銘柄の決算がコケてしまうと(あまり考えたくはありませんが)…立ち直るまでにはかなり時間がかかりそうです。

S&P 500の割高感はかなり解消されてきているけれど…

私も、配当利回りやPERといった指標から、よく割安感・割高感という言葉を使用していますが、この割安・割高というのは、数か月スパンで解消されるものではなくて、数年スパンで続くものなので、なかなか判断が難しいです。

ちなみにS&P 500の実績EPS(直近12か月の実績。一時的な要因を除いたもの)の推移は以下のようになっています。株価は将来の業績を織り込むものなので、本来は予想EPSで比較することが適切かと思いますが、データが不足しているため、実績の数値を使用しています。

(出典:S&P Global)

過去8年の実績EPSの平均値は20.8倍です。グラフではまだ平均値を上回っているように見えますが、5月6日時点の株価で計測すると19.2倍になり、平均値を下回ってきています。1989〜2022年の実績EPSの平均値とほぼ変わらない水準です。

シンプルに実績EPSだけで評価すると、投資妙味のある水準ともいえますが、もちろんこれだけの指標で割安・割高と判断できるわけではありませんし、どの指標を使って割安・割高と判断するかも人それぞれです。

かりに割安・割高と判断したところで、割安な状態が1年くらい続いているときは、もうずっと割安であるかのように考えてしまいますし、割高な状態が1年くらい続くと、それがいつまでも続くかのように考えてしまいがちです。

2019〜20年10月頃まで、高配当株の配当込みトータルリターンはS&P 500にボロ負けで、特にコロナショック時の下げは酷いものでした。コロナショック後、高配当株がこれほど強くなるなんて、どれほどの人が予想できたでしょうか(私自身もここまでとは…予想できませんでした💧)。

実際には株式市場が下落傾向に入ってからまだ4か月しか経っていません。それにもかかわらず、株式市場は急速な利上げによる将来の不況を織り込み始めており、株式に対する悲観論が広がりつつあるように感じています。

もちろん、不況がやってくれば、株価はさらに下がりますし、金融緩和によって為替も円高に振れることにはなるでしょう。ただ、不況が、いつ、どの程度の大きさでやって来るかを読み切ることは困難です。

そのような状況下で、航路を変更すること(例:株式を売却して現金比率を大幅に高める)は、大きなリターンを得られる可能性もある反面、失敗した時には大きくリターンを毀損しかねません

繰り返しになってしまい恐縮ですが、こういう時ほど航路を守って投資を続けていくことが重要だと考えています。

株価は需要と供給の関係で決まるので、買い手が少なくなって株価が下落すればするほど、将来、大きなリターンが生まれる源泉となるからです(特にS&P 500のような指数であれば、価値がゼロになることは考えにくいですよね)。むしろ下落相場、調整相場を喜ぶくらいの気持ちで乗り切りたいですね✨

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