ゆーたんです。2025年4月の買付状況の報告です。
4月の買付状況

海外口座での配当再投資分を除くと、ハイテク株と高配当株、バランスよく買い増しています。
MSFT(マイクロソフト)については、バリュエーションは30倍と安くありませんが、成長率も高く、ボラティリティも(ハイテク株のなかでは)低めと、米国株のなかでは最も安心して保有できる株だと考えています。買い増した直後にトランプ関税による暴落があり、「やられたなあ」と思いましたが、直近の決算は上昇したので、今のところはOKですね。
PFE(ファイザー)はなかなか下げ止まりませんね。製薬セクターは新薬開発というギャンブル要素が強く、特許切れで利益も永続しないいう課題もありますが、資金力や開発規模を考慮すると、大手製薬会社の優位性は続くと考えています。
個人的には、製薬セクターは不況の際にも需要が落ち込まない点も魅力で、ポートフォリオの12%近くを占めています。ただどの会社が勝つかは分からないので、7銘柄に分散して保有しています。HIV薬に強みを持つGILD(ギリアド・サイエンシズ)は売却も考えましたが、結果的にホールドしていてよかったです!
素材・化学メーカーであるLYB(ライオンデルバセル)はトランプ関税の影響を大きく受ける銘柄ということもあり、下落しています。景気循環(シクリカル)銘柄でもあるため、下落幅の大きさは想定の範囲内ですが、金融セクターと同様、長期で保有する株ではないですね。将来的に株価が上昇したタイミングでは売ることを見越して、少しずつポジションを増やしていきたいです。
大手配送会社のUPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)は厳しいですね。新型コロナウイルスのパンデミックで恩恵を受けて株価は急伸も、その後は利益も伸び悩んでいます。
25年1月にはAmazonの配送量を減らすことを踏まえ、売上高予想を引き下げたことで売りが加速しました。

一度損出しを行っていますが、トータルでは50%近くの損失となっており、最も含み損を抱えているしんどい銘柄でしょうか。
利益が伸び悩んでいることもあり、利益の90%近くを配当に費やしている状況で、ここ数年は四半期あたり$0.01の増配が続いています。利益が回復すれば株価が急伸すると考え、少しずつ拾っていきたいですが、減配リスクは意識しておきたいですね。
CMCSA(コムキャスト)もすっかりバリュー株に変貌しましたね。利益の大半を占めるブロードバンドの契約者数が減少していることが嫌気されています。EPS自体は成長傾向も、携帯電話回線会社との競争や、将来的には衛星通信技術の発展も気になるところです。
とはいえ、PERは8倍を切っており、バリュエーションは非常に魅力的なので、下値では少しずつ拾っていきたいです。
5月の投資方針
ハイテク株の株価が回復していることをふまえ、景気後退懸念や業績悪化懸念で大きく下げている高配当株を中心に狙っていきたいと思います。
- PEP(Pepsico、ペプシコ)
- MRK(Merck、メルク)
- PFE(Pfizer、ファイザー)
- UPS(United Parcel Service、ユナイテッド・パーセル・サービス)
PFE、UPSは先に述べたのでここでは省略しますね。
一番手はPEPでしょうか。同業他社のKO(コカコーラ)と比べて、やや業績が伸び悩んでおり、KOと比べてバリュエーション格差が非常に大きくなっています。
2025年の業績はやや伸び悩みも減配を心配するレベルにはないと思います。UL(ユニリーバ)やNESN(ネスレ)も業績の停滞を克服して回復しましたし、PEPが減配になるなら諦めもつきますので、勇気を持って踏み込んでいきます。
MRKも安いですね。
主力のHPVワクチンガーダシルの中国向け売り上げが伸び悩むなか、中国向け輸出を一時停止、ガーダシルのガイダンスを撤回したことによる業績悪化懸念で株価も大きく下げています。

製薬セクターの懸念点は上記に述べた通り承知のうえで買い増していくつもりです。過去の実績は将来の実績を保証しませんが、MRKは少なくとも1980年以降、減配していない点も心強いですね。
とひとつの銘柄に入れ込みすぎると失敗したときが怖いので、分散投資を徹底することはもちろん、バリュエーションが安いとき、悪材料が多数織り込まれているときに買っていければと考えています。








