我慢できずにBTI を買い増し♪

(Image By:Adobe Stock)
ゆーたんです♪
BTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、British American Tobacco)が12日のマーケットで大きく下落して、配当利回りが7%近辺にまでなったため、我慢できずに買ってしまいました(笑)
11/12:BTI@45株、38.55ドル
もともと55株保有していましたが、今回の買い増しでBTIの保有株数は100株となりました♪
なぜBTIが暴落したの?
BTIが前日比-8.8%と暴落したのは、米食品医薬品局(FDA)がメンソールたばこの販売禁止を検討中であるとの報道がなされたからです。BTIは、アメリカでメンソールたばこブランドの「Newport(ニューポート)」を販売しています。
WSJの記事によると、アメリカでのBTIのたばこ販売数量のうち、5割以上がメンソールたばこであるとのことです。実際に販売禁止となれば、収益に間違いなく悪影響を及ぼすことから、大きく売られました。
ちなみにBTIは昨年の高値から45%ほど値を下げています。同じたばこ銘柄のMO(アルトリア)やPM(フィリップ・モリス)に比べても落ち込みは激しいです。背景には、イギリスのEU離脱交渉に伴うポンド安もあると思います。

現時点での報道はあくまでも検討中ということですし、メンソールたばこに関するこうした報道は以前にもありました。実際に禁止にするにも、さまざまな行政手続きを踏む必要があるため、今すぐに禁止ということはないと思います。とはいえ、実際に禁止されれば、少なからず影響を受けるでしょう。
それまで「Newport」を愛用していた人々は、メンソールたばこが禁止されても、別のたばこを引き続き吸うことにはなると思いますが、それがBTIのブランドになるかどうかはわからないですしね。マーケットは何より不確実性を嫌います。悪材料が出ると、先回りして株価に織り込もうとします💦
BTIに投資している理由
私はたばこ株に投資してますが、自分自身でもたばこは衰退産業と考えています。
確かに発展途上国での需要は今後増えることもあると思いますが、世界全体での需要は緩やかに減少していくことが見込れるため、限られたパイを奪い合う構図になることは確実だからです。喫煙人口が多く、最大の市場である中国が規制により、グローバル企業が参入できていないのも痛いです。
それでも私が投資をしているのは、株主還元が手厚く、規制産業で参入が容易ではないからです。ただ、ポートフォリオがたばこ株まみれになってしまわないよう、たばこ株全体でポートフォリオの10%を超えないように気を付けています。
シーゲル氏の本である『株式投資の未来』によれば、20世紀後半にたばこ株のフィリップ・モリス(PM)が年20%近いリターンを叩き出したと紹介されています。投資家期待の低さを逆手にとってのことでしたが、今後はどうなるかわかりません。近年では、JUULなど電子タバコで猛威をふるう新興企業も出てきており、規制産業という前提ももしかしたら崩れていくのかもしれません。
ただこの水準であれば、種々のリスクをふまえても買う価値があると考え、購入しました。BTIの今期EPSは3.8ドルと見込まれています。株価は現在37ドルでPERは10倍を下回っています。PERが15倍程度であれば、株価は57ドルほどの水準になりますので、割安感があります。
基本はETF中心なので、個別株はどうしても割安大型株を拾う感じになります。BTIは、イギリス株で配当にかかる現地国課税がゼロです。まだ下がる可能性もありますが、すぐに買い付けるようなことはせず、来年のNISA枠投資も視野に入れて、7,500ドルほどまでは買い増しを検討していきます♪








