ゆーたん@東大卒のセミリタイア物語♪

米国株(アメリカ株)中心の高配当株投資で経済的自由・セミリタイア(FIRE)を目指す、一人の女性の物語♪

銘柄分析

【INFY】(インフォシス)~急成長を遂げるインドの大手IT企業!~

投稿日:2018-12-03 更新日:

ゆーたんです♪

インドの大手IT企業であるインフォシスの銘柄分析です。日本では知名度はあまりありませんが、世界屈指のIT企業です♪

(10/22更新:内部告発問題に関して記述を追加)

インフォシスってどんな会社?

インフォシスInfosys、ティッカー:INFY)は、1981年に設立されたインドのIT業界第2位の企業で、インド全体で見ても時価総額で5本の指に入る企業です。ITコンサルティングや、ITアウトソーシング(外部委託)などをメインの事業として手掛けている会社です♪

Infosys_image

インド市場は外国人投資家が直接投資するには、現地の証券会社の口座をつくる必要があるなど、ハードルが高いです。そのため、個別株に投資したい場合は、基本的にはADR(米国預託証券)として米国市場に上場している株を購入することになります。

例えば、インドのIT業界第1位の企業は、TATA Consultancy Service(タタ・コンサルタンシー・サービシズ)という、TATA財閥グループに属する企業ですが、ADRとして米国市場に上場していないため、日本の投資家が直接買い付けることは困難が伴います。

インド株ADRは他にもいくつかありますが、業績が好調で、配当利回りも並以上となると、投資対象となる株はおのずと限られます。インフォシスは両方の条件を満たす数少ない株です✨

内部告発による収益・利益水増し疑惑

10月21日の株式市場で、内部告発による収益・利益水増し疑惑が報道されたことを受け、株価が12%ほど急落しました。

とりあえずは推移を見守りたいと思いますが、この告発が事実だとすれば、右肩上がりの収益もまやかしだったということになり、もはやこの株式を保有する理由がなくなってしまいます

インフォシスには2017年にも創業者と経営陣の深刻な対立で、コーポレート・ガバナンス(企業統治)が機能せず、株価が一時期低迷していました。ようやく、ITバブル期の高値を超えて、さらなる上昇を期待していたのですが…すぐに売却することはしませんが、買い増しは当面見送りですね💧



インフォシスの業績

※グラフはIRデータより作成。データはドルベース、2020年第2四半期決算まで反映。インフォシスの会計年度は4~3月です。

収益、営業利益、純利益

INFY_Revenue_2020Q2

収益は順調に伸びてきています。2019年の収益は1,180億ドル(約1.3兆円)で、日本企業でいえばJALの売り上げとほぼ同程度になります。これだけの収益がありながら、今なお毎年6~7%のペースで成長を続けているのですから、驚異的な水準ではないでしょうか。

その一方で、営業利益率がじりじりと下がってきているのが気になるところです。現に2019年は販売促進費の増加もあり、営業利益は収益ほど伸びず、ほぼ横ばいとなっています。2020年第2四半期時点では、収益は前年比で10%程度増えていますが、営業利益・純利益はほぼ横ばいとなっています。

EPS、BPS、ROE

INFY_EPS,BPS,ROE_2020Q2

EPS、BPSともに理想的な右肩上がりのグラフです。グラフだとわかりにくいですが、EPSもこの10年間で2倍に伸びています。株式数はほとんど変化していませんから、純粋に業績が伸びてきていることがわかります。

キャッシュフロー(CF)

INFY_CF_2020Q2

営業CF、フリーCFともに理想的な右肩上がりのグラフです。IT業界は、IBMもそうですが、設備投資が少なめなので、フリーCFを大きく稼ぐことができています。

一方で気になるのは、営業CFマージンがじりじりと下がってきていることです。かつて、インドは賃金の安さと豊富な労働力を背景にアウトソーシングビジネスを発展させてきました。しかし、インドも経済発展が進み、労働者の賃金も上昇する中で、これまでのようにアウトソーシングビジネスも岐路に立っているということでしょうか。

このままずるずると数値が下がっていくようであると、収益にも遠からず影響を与えるかもしれません。



インフォシスの配当

INFY_Dividend_$_2020Q2

減配している年もありますが、長い目で見ると増配傾向といえそうです。年2回配当で、中間配当(10~11月)、最終配当(5~6月)とありますが、最終配当のほうが金額が大きいです。その他に、特別配当が出る場合もあります(2018、19年と2年連続で出ています)。

配当性向もあわせて上昇していますが、60%台なのでまだ余裕があります。昨年に特別配当が出ている関係で、配当利回りの算出が難しいのですが、その分を含めると、配当利回りは2.93%(2019/10/19時点)となっており、配当金目当てでも保有できる水準にはなっています。

参考までに現地通貨建ての配当金推移は以下のようになっています。

INFY_Dividend_₹_2020Q2

インフォシスの株価チャート

S&P 500との比較(1999/3~)

INFY_Chart_20191012

株価は右肩上がりではあるのですが、2000年のITバブル時につけた高値を2019年に入ってようやく上回ってきました。あの頃より、かなり収益は増加しているはずなのですが…如何にITバブル時の株価が異常だったかがわかりますね。

現状のPERは20倍をやや上回る程度で、それほど割高感はありませんが、割安感もない水準です。

S&P 500と比較しても大差をつけていますが、直近5年間はS&P 500を下回っています(S&P 500:+55.8%、INFY:+39.7%)。



まとめ

プラス要因

収益、営業利益、純利益が順調に成長

収益1兆円を超える企業でありながら、右肩上がりで成長を続けていますこれだけの規模で、これだけの成長を続けている企業は中々ありません。売上の60%程度が北米地域で、インドでの売上は数%程度のため、現地国通貨安に強い点も魅力的です。

インドは人口増加国で、今後大きく経済発展する可能性が高い

インドの人口は2020年代には中国を逆転して、1位になる見込みです。企業が存続していくうえで、何よりも大切なのが人材ですが、人口が多いということはそれだけ優秀な人材が集まる可能性も高いということです。人口の増加とあわせて今後大きく経済発展する可能性も見込まれ、その波に乗る形でインフォシスも大幅な成長を遂げることが期待されます。

無借金経営

自己資本比率は70~80%台で、有利子負債はゼロです。倒産のリスクは限りなく低く、安心して保有できる銘柄だと思います。

インド株は源泉徴収がゼロ

イギリス株や豪州株と同様に、現地国での源泉徴収がありません(アメリカ株は10%)。配当金生活を実現する上でもメリットが大きいです。

マイナス要因

ビジネスモデルの先行き不透明感

IT業界は競争の激しい業界です。IBMやアクセンチュアなど、グローバルに展開する企業との競争に打ち勝つことができるかどうか、不透明感があります。営業利益率は徐々にですが下がってきています。

インフォシスは、2020年の見通しとして、収益は7.5~9.5%ほど成長することを見込んでいる一方、営業利益率は21~23%ほどにとどまることを発表しています。2019年の営業利益率は22.8%となっていますから、会社の見通し通りであれば、さらに営業利益率は低下することになります。

私は現在270株保有しています。IBMと事業内容が重複しており、どちらか1銘柄にすることも考えましたが、絞り切れずに2銘柄とも保有しています。個人的には、インドの将来は明るいと考えていますので、含み損が10%を超えるようなタイミングでは、積極的に買い増しを検討していきます♪

-銘柄分析

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