4月の定期買い付け ~ABBV(アッヴィ)を新規購入♪~

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好調な株式相場

ゆーたんです♪

4月に入っても米国株(アメリカ株)は堅調ですね。ダウ平均やS&P 500は史上最高値をうかがう勢いです。アメリカの中央銀行である、米連邦準備制度理事会(FRB)が世界経済の減速を懸念して、急遽利上げを中断するスタンスをとったことも影響しているとはいえ、12月時点でここまでの急回復を予想できた人はなかなかいないのではないでしょうか💦

低調なヘルスケアセクター

米国株は年初来ベースで見て堅調ですが、ここにきてヘルスケアセクターの下げがきつくなっています。ヘルスケアセクターに投資するETFであるVHTと、アメリカ株式市場に投資するETFであるVTIを比較すると、VHTがVTIを大きくアンダーパフォーム(下回る)しています。

VTI_VHT_Chart_201901-04

ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』によれば、ヘルスケアセクターは1957~2003年の間で、S&P 500(10.85%)を大きく上回るトータルリターン(14.19%)をあげ、最もトータルリターンが高かったセクターとなっています。直近の10年で見ても、VHTのトータルリターンはVTIのそれを上回っています。

じゃあ何でここまで下げているのかといえば、民主党議員が「国民皆保険制度」の導入を提唱しているからです。その代表格がサンダース上院議員、そう前回の大統領選挙で、最後までヒラリー候補と民主党の候補者指名争いをした人物です。

アメリカには、65歳以上の高齢者や、低所得者・障がいのある人への公的な保険はありますが、その他の人々には公的な保険が整備されていないので、民間の保険に入るしかありません。しかし、無保険者の存在や医療費の高騰が社会的な問題になっています。

2014年にはオバマケアが導入されましたが、これはおおざっぱにいってしまえば、民間保険会社が提供する保険商品の購入を個々人に義務付けるものであり、公的な保険と民間の保険が混在する状況に変化はありませんでした。しかし、今回民主党が提唱している「国民皆保険制度メディケア・フォー・オール)」は、公的な保険を基本軸に据えるものであり、もし本当に実現するとすれば、UNH(ユナイテッド・ヘルス、United Health)をはじめとする民間保険会社にとっては大きな打撃となります。

事実、UNHは昨年12月につけた286ドルを頂点に、既に20%以上下落しており、弱気相場入りしています。この先行き不透明感が、医療保険会社だけでなく、製薬会社などヘルスケアセクター全体に波及している状況ですね💧

私個人の考えとしては、世界的に高齢化が進んでいくことを考えれば、今後もヘルスケアセクターへの投資は有望であると考えています。もっとも、VHTの実績PERは25倍台で、利回りも1.4%と低いので、基本的には個別株を買う形になると思います。

ただ、ヘルスケアセクターは今回の例からもわかるように、政治的な要素が絡んできます。既にアメリカでは医療費の高騰が問題になっていますが、今後世界中で高齢化の進行に伴う、医療費の高騰が問題になってくると思います(日本もそうですね)。その点には注意する必要があります。



4月の定期買い付けはABBV(アッヴィ)に♪

Stocks Purchase_image
(Image By:Adobe Stock)

当初、4月の定例買い付けはSPYDか、唯一保有する個別株でマイナスとなっているWBKを考えていました。しかし、WBKがここ2日連続で上昇してプラスに転換したため、買い増したいと思える個別株がなくなってしまいました。そんな中でも、ヘルスケアセクターが大きく値を下げており、高配当株として元々注目していたABBV(アッヴィ、Abbvie)を、77ドル台で半ば反射的に購入してしまいました♪

以下、簡単に購入理由をまとめますね。

①割安感がある
株価は2018年1月の123ドルを頂点に、現在は80ドルを下回る水準で推移しています。調整後EPSで見たPERは10倍を下回っており、割安感があります。配当利回りは約5.5%です。

②ヘルスケアセクターの保有割合を増やしたい
現在保有するヘルスケアセクターの個別株はJNJのみで、私のポートフォリオに占めるヘルスケアセクターの割合は約7%と低くなっています。今後も高いリターンが得られるセクターであるとは考えているので、もう少し保有割合を増やしていきたいと考えています。

ABBVの分析については、また別記事でまとめたいと思っています。なるべく”割安”な水準で購入し、そして徹底した”分散”によって、働かずして手に入る配当金収入という”フロー”を少しでも増やしていけたらと思っています♪

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