3年半連れ添ったVTI、VXUSを売却(TωT)ノ~~~
(Image By:Adobe Stock)
ゆーたんです♪
以前ご紹介しました通り、米国株式市場に連動するETFであるVTI、米国以外の株式市場に連動するETFであるVXUSを3月にすべて売却し、すべて米国高配当株式ETFのSPYDに振り替えました。

初めて購入したのは、2015年7月(NISA枠)でした。当時はここまで米国株に傾倒するとは思っていませんでしたが(笑)。特定口座分で購入したVTI、VXUSが含み損から回復したタイミングで、特定口座保有分だけでなく、NISA口座保有分も売却しました。NISA口座保有分は、まだ非課税期間が1〜2年程度残っていましたが、VTIが購入時から40%以上値上がりするなど、結構な含み益が出ていたこともあり、利益確定をしました♪
VXUSを売却した理由
VXUSはNISA口座分だけでなく、昨年の10月に、特定口座で約20万購入しています。購入した理由は、以下の3点です。
- 利回りが3%ほどでVTIよりも高配当
- 世界の株式市場に幅広く分散
- ドル高で配当、株価ともに低迷しているが、今後ドル安になれば大きく値上がりする可能性がある
しかし、よくよく考えてみると、①については、米国高配当株式ETFのVYMやSPYDで代替可能です(むしろSPYDのほうが利回りが1%以上高い)。②については、既に米国以外の高配当株式(ADR)もポートフォリオの15%弱保有しており、一定の分散がはかれている状況です。③については、もともと逆張り的な思考ではあったのですが、ユーロ圏も日本も利上げに踏み切れない状況が続いていることを考えると、しばらくドル高の流れは変わらないのではと思うようになりました。
ユーロ圏や日本は成熟国で、今後は人口の伸びも緩やか、あるいは減少に転じます。アメリカ以外の先進国株式市場に連動するETFであるVEAを見ても、いまだリーマン・ショック前の高値を超えられていません。VXUSの分配金は2018年に前年比-3.4%と減配していますし、中々分配金の伸びは期待できそうにない。それなら今後も増配が期待できるVYMでいいんじゃない?と思った次第です。
VTIは悩みました(´・ω・`)
ただVTIの売却は本当に悩みました。私はVYMとSPYDを保有していますが、純粋にリターンの最大化を目指すのであれば、最適解はVTIだと思います。VYMやSPYDは、配当分を含めてもトータルリターンはVTIより低くなってしまいがちだからです。
(出典:Vanguard HP)
上記のグラフにあるように、リーマン・ショック後の10年間で比較すると、VYMとVTIでは、10,000ドル投資した場合に、約2,000ドルの差が生じています。10年間で約4~5%のリターンの差です。これは配当金に税金がかからない前提なので、実際にはもう少し差が出てきます。
といっても、私はセミリタイアを目指しているので、株式の評価額という「ストック」よりは、配当金という「フロー」を重視しています。VTIの利回りは2%を下回っており、これでは心もとないです。ただVTIを売却するということは、2010年代後半に高リターンをもたらし、今日の世界経済をけん引するGAFAに代表されるハイテク株をほとんど保有しないことになってしまいます。
悩んだ挙句、そうしたハイテク株は個別株で少しだけ持つという方法を取ることにしました。とはいっても、さすがにAmazon、Facebookのような無配株は除外し、自分自身が実際生活の中で使っているサービスでもあり、配当を少なからず出しているApple、Visaを購入しました。Microsoftも悩んだのですが、各種指標を見る限り、やや割高感は否めず、見送りました。
Apple、Visaは3月初旬に購入しましたが、1か月足らずして、10%程度の含み益が出ています。Appleは10月につけた232ドルを頂点に一時142ドルまで下押ししましたが、現在は200ドル近辺で推移しています。PERは約16倍で割高感は全くありません。150ドル付近まで下落するようなことがあれば買い増したいと思っています。
Visaは12月に一時121ドル台まで下押ししましたが、その後は急回復し、上場来高値を更新し続けています。強いですね…。PERは30倍を超えており、割高感はありますが、EPSの過去5年成長率は19%であることを考えると、必ずしも割高とはいえないと思います。銘柄分析や詳しい購入理由については、また別記事で触れたいなと思っていますm(__)m