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【MMM】(スリーエム、3M)の第3四半期決算を振り返る~業績は停滞も、過度な心配は不要~

投稿日:

ゆーたんです♪

私が保有しているスリーエム (3M 、ティッカー:MMM)の第3四半期決算が発表されました。

EPSこそ予想を上回りましたが、収益は予想を下回るなど、総じて決算は振るわず、株価は4%を超える下落となりました💦

Financial Statement_image
(Image By:Adobe Stock)

第3四半期の決算について振り返りつつ、今後の保有方針についても少し書いてみますね。

第3四半期決算ハイライト

スリーエムについては銘柄分析も書いていますので、昨年までの業績・配当・株価などのデータはこちらをご覧ください♪

 

(第3四半期決算) 2019 2018 前年比
収益(売上高) $79.9億 $81.5億 -2.0%
営業利益率 25.2% 24.7% +0.5pt
EPS $2.72 $2.58 +5.4%

収益は前年比で減少しましたが、営業利益率は、販売費および一般管理費が減少したことにより、改善しています。EPSも前年比でプラスとなっていますが、ガス・火炎検出事業を売却した分の利益が上乗せされていて、それを除くと前年並みです。

セグメント別の収益ははっきりと明暗が分かれました。

消費者向けのコンシューマー部門が+2.6%、歯科用製品などをはじめとするヘルスケア部門が+2.0%と好調でした。しかし、コンシューマー部門が収益に占める割合は約16%、ヘルスケア部門が収益に占める割合は約20%にとどまります。

他方で、収益の約3分の1を占める作業現場向けの製品などのインダストリアル&セーフティ部門が-3.3%、収益の約30%を占める電子部品や自動車・交通関連製品などのトランスポーテーション&エレクトロニクス部門が-3.4%というように、収益に占める割合が大きい2部門が不調でした(割合はいずれも為替変動の影響を取り除いた数字です)。

比較的景気に左右されやすいであろう二つの部門が減収となったということは、米中貿易摩擦の影響も少なからずあるでしょう。もっとも、営業利益率については全部門とも20%台中盤をキープしていて、安定感があります。



2019年累計(第3四半期まで)の業績

2019年累計(第3四半期まで) 2019 2018 前年比
収益(売上高) $240.3億 $248.2億 -3.2%
営業利益率 20.2% 21.9% -1.7pt
EPS $6.15 $6.61 -9.6%
調整後EPS $7.01 $8.15 -14.0%

第3四半期までの累計で見ると、収益・営業利益率・EPSともに前年比でマイナスという厳しい状況です。

スリーエムは2019年のEPS見通しを、これまでの8.25~8.75ドルから8.2~8.3ドルに引き下げました。調整後EPS見通しについても、これまでの9.25〜9.75ドルから8.99〜9.09ドルに引き下げられています

調整後EPS見通しで見たPERは17.9倍と、S&P 500と比較すると割安ではありますが、決算のたびに段階的に見通しが引き下げられてきたことを考慮すると、そこまで割安とは言い切れない状況でしょうか。

配当は大丈夫?

長期投資家にとって気になるであろう配当の支払い状況について、EPSとキャッシュフロー(CF)の両面から見てみますね。

配当 EPS 配当性向 調整後EPS 配当性向(調整後EPS)
2019年第3四半期まで $4.32 $6.15 70.2% $7.01 61.6%
2019年見通し $5.76 $8.2~8.3 69.8% $8.99~9.04 63.8%

配当性向の割合は60~70%程度におさまっていて、現時点では心配する必要はなさそうです。

(第3四半期) 2019 2018 前年比
営業CF $20.2億 $21.4億 -5.5%
フリーCF* $16.7億 $17.6億 -5.1%
配当金支払い額 $8.28億 $7.94億 +13.2%
配当金支払い額/フリーCF 49.6% 45.1% +4.5pt

*営業CFから設備投資を除いた額

第3四半期単体で見ると、営業CF、フリーCFともにやや減少していますが、配当金支払いの観点からみれば、まだまだ余裕はあります。また、9か月分の累計で見ると、前年よりもむしろ営業CF、フリーCFは増えています。キャッシュフローの面からみても、配当金支払いを心配する必要はなさそうです。



まとめ

・収益は減少も、営業利益率はやや改善

・配当性向は60~70%程度で、減配リスクは現時点では小さい

・キャッシュフローはやや悪化も、9か月累計でみれば引き続き前年比プラスで推移

これまでスリーエムの決算を見てきましたが、数字のインパクトほど悪い決算ではなく、むしろ地合いが悪化している中でも、多様化した事業ポートフォリオでうまく乗り切っている印象を受けました。

私自身は、セミリタイアに向け、個別株はなるべく高配当のものを買い増したいので、当分買い増しは様子見ですが、売る理由もないかなと思っています。VYMを通じて間接的に保有もしていますし、このままいけば次回のリバランスでSPYDの構成銘柄に組み込まれる可能性もあります。

スリーエムは、2019年10月には、医療技術企業のアセリティ(Acelity)の買収を完了したことを発表しています。

スリーエムは、資本財セクターに属する企業ではありますが、ヘルスケア部門はすでに収益の2割を占めていることから、ヘルスケア企業としての側面も持ち合わせているといってよいでしょう。ヘルスケアセクターの将来性には期待しているので、今後もスリーエムは成長を続けていくであろうと信じています✨

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