ゆーたんです。
音沙汰がなくなってしまい、ごめんなさい。ようやく気持ちの整理がついたので、こうしてブログを書いています。
この土日、そして月曜日、ブログやTwitterから離れ、一旦冷静になって、先日の株を売るという選択が正しかったのか、ずっと考えていました。
結論から言ってしまえば、私の選択はやっぱり間違ってました。

月曜日のマーケットが開いた直後にSPYDを買い戻し、MSFT、CSCO、BCE、RDS.Bを買い増しし、現金比率を6%弱まで落としました。以前より現金比率は高く、多少余裕はもたせましたが、ほぼフルインベストメントに近い形になります。
SPYDは27日の売値34.86ドルよりも1.5%安の34.34ドルで買い戻すことができ(1,500ドル分ほど安く買えたので、エクソンモービルの損切り分をチャラにできました)、結果的にその後、株価が大幅に上昇していったので、うまく株価上昇の波に乗ることができました。
これから大きく下がる可能性はもちろんありますが、様子見しなくてよかった、早く決断してよかったと、とにかくホッとしています。
今日は、何で株を買い戻すに至ったのか、その背景を書きたいなと思っています。
なぜフルインベストメントを一旦やめたのか?
私は基本フルインベストメント、Buy & Holdを貫いています。そして長期投資の鉄則として「相場下落時でも売らずに続けること」が言われてきました。それが、最適解であることは否定しようがありません。
ただ、前回の記事にも書いたように、日本でもコロナウイルスの流行が深刻化し、中国で行われていた経済活動の制限・自粛が現実として起こってきている。「今の日本は、来週の欧米」、すなわち欧米でも、同じようなことが起こる可能性がある。
また、SARSを引き合いに、過去の感染症ではそんなに下がらなかったから「買い時」と述べるアナリストさんも多くいましたが、それに対しても正直「これだけ世界に広がっているのに、比較することに意味はあるの?」「楽観的すぎるのでは?」と強烈な違和感を抱いていました。
アメリカで経済活動の自粛や制限が本格化すれば、アメリカの強みの源泉でもある個人消費が停滞する可能性もあります。それに、未知の感染症であり、利下げなどの経済政策でできることにも限界があります。
もちろん、SARSや新型インフルエンザなど、感染症は過去にもありましたが、コロナウイルスはそれらと比較しても、とても脅威のウイルスに映りました。これはいわば緊急事態です。「短期的に株価が大きく下げる可能性が高く、フルインベストメントにこだわるのは危険すぎる」と考え、いったんポジションを軽くしていました💦
なぜSPYDを買い戻したの?
本来であれば、コロナウイルスの流行がもう少し落ち着いてからの買い戻しとする予定でしたが、下記の理由により、買い戻しタイミングを早めました。
冷静にリスクとリターンを考えた
依然として頭の中では、コロナウイルスの流行で、全世界的に経済活動の制限・自粛が起こる最悪のシナリオは消えていません。
しかし、ここは一度冷静になって、今回の選択によるリスクとリターンを考えました。
S&P 500は2月末時点で高値から一時15.7%、引けで13%も下げていました。ほぼ最後の1週間でこれだけ下げているのですから、短期的には過熱感もみられている状況です。
キャッシュ(現金)が大幅に増えていますが、早いうちにSPYDを買い戻すつもりでいますから、ある意味で「ポジションを持っている」状態であるといえます。
SPYDの株価は、売値から一時5%安まで下がりましたが、週末の引けでは2%安で推移していました。確かに売却して損失は出していますが、全く気にしていなかったです。永久保有したいETFであるので、安値で買い戻す分には、その分安く買える、あるいは多く株を買えるからです。
2%というと小さい数字ですが、10万ドル超のSPYDを保有していたので、同じ株数だけ買い戻すとすると、2,000ドル分安く買うことができます。
さすがにこれだけ感染拡大が懸念される状況で、大幅上げや全戻しは考えにくいのですが、かといってここからさらに大きく下げるかと言われれば、正直何ともいえない状況でした。
(個人的な意見ですが)企業業績の一時的な悪化は織り込みつつあるように思いますが、アメリカ国内において、中国や日本のように、移動制限や消費活動の自粛が起こるリスクシナリオはまだ織り込んでいないように見えます。
とはいえ、アメリカで感染が拡大したからといって、中国のような大規模な経済活動の制約は現実的ではないでしょう。
かりにそうなった場合は、さらに株価も大きく下がるでしょうが、中国では、徐々に新規感染者数が減少し、人の動きも戻りつつあります。
私は、コロナウイルスの感染力や特異性ばかりに目を奪われてしまい、全世界的に経済活動の制限・自粛が起きるというずいぶんと悲劇的なシナリオを想定していたのですが、日本もいつまでも経済活動の制限・自粛を続けられるわけではないですし(このままでは、たくさんの企業が潰れてしまう)、どこかのタイミングで事態が好転に向かうだろう(向かってほしい)と考えました。
株を「持たざるリスク」への恐怖
株を売って現金比率を高めることにもリスクはあります。それは、株を「持たざるリスク」です。すなわち、株価が上がっても、株価上昇の恩恵を十分に受けられないリスクということですね。
これは株を手放してみて初めてわかったのですが、私はこの「持たざるリスク」を甘く見ていました。
しばらく現金で保有しておくならまだしも、いずれ買い戻すつもりで売ってしまったので、「どうしてもなるべく安値で買い戻したい」という邪念が働きます。
月曜日は、ダウ先物の値動きがかなり激しかったのですが、どうしてもそれを追ってしまって「これ以上上がらないでくれ」「もっと下がってくれ」というふうに一喜一憂している自分がいました。
こうなってくると、1日1日の株価が気になって仕方がなくなってきて(まるでFXみたいですね)、正直かなり精神的に参ってしまいました。まだフルインベストメントのほうが、短期的な株価の値動きを気にしなくて良いので、精神衛生上もいいのかなとさえ思った瞬間です💦
世界経済の成長を願う投資方針と矛盾する
安く買い戻すためには、当たり前ですが、株価が下がることが必要です。ということは、例えば今だったら「コロナウイルスの感染者がアメリカで急速に増える」ということは株価の下落材料になります。
ただ、そういう悪いニュースを期待することは、本来の長期投資の方針である「世界経済の成長を願う」こととも矛盾することになります。そんな自分がイヤでした。
もちろん、コロナウイルスの問題は楽観視できるものではありません。しかし、長期投資をしているのなら、悲劇的な未来を描くのではなく、明るい未来を描くべきなのでは?(きっと困難な状況でも、知恵を結集してこの問題を乗り越えてくれると信じて投資するべき)と考えました。
コロナショック(第1弾)を振り返って
2016年のEU離脱ショックや、2018年末の相場調整局面では、比較的キャッシュを持っていたので、ほぼ底値で大きく買い増しができました。
しかし、今回のコロナショックでは、フルインベストメントをしているので、相場急落時に、手持ちの現金で投資するという選択肢が取れません。
「まだまだ買い」という人が多いなかで、違和感を抱き、世界経済の将来を悲観した私がとった行動がいったん株を売り、さらなる下落を狙い、より多くの株を買い戻すというリスキーな戦略でした。
ただ、上記3点の理由により、買い戻しのタイミングを早めました。「安く売り、高く売る」という最悪の事態こそは免れましたが、決して褒められた投資行動ではありません。
振り返ってみると、ここ1〜2週間は、体調も思わしくなく、コロナウイルス感染への不安と恐怖でいっぱいいっぱいでした。「いつ感染するか分からない」というコロナウイルスの脅威が自分にも迫る中で、「世界中の人がもしそうなったら…」と自分の中で気が滅入ってしまい、自分では冷静に判断したつもりでしたが、ある種のパニック状態になっていたのかもしれません💦
今回のコロナウイルスに関する一連の株安で、自分自身の投資行動が大きくブレてしまったことは事実です。失望された読者の方も相当数いらっしゃると思われ、私自身、とても恥ずかしくて、精神的にも参ってしまって、正直ブログを閉じて逃げ出そうかとさえ思いました。
フルインベストメントを止めて大幅に現金比率を高める選択は、悲劇的な未来を予想し、熟考したうえでの判断でしたが、投資で一番やってはいけない「狼狽売り」と批判されても、仕方がないことだと思っています。
こうした状況下であっても、狼狽売りをすることなく、耐えぬくには、やっぱり「世界経済のさらなる成長を願う」気持ち、そして「どんな困難に直面しても必ず人類は克服していく」という気持ちを強く持つことが大切だと改めて感じました。
あとがき
自分でいうのも何ですが、「私って本当にダメダメな投資家だ💧」って思います。これからも方針がまたブレそうになるかもしれません。それでも、こうして経験値を重ねていくことで、もっと成長できるし、より困難な状況にも対応していけるようになる、私はそう信じています。
コロナウイルスの問題はまだまだ余談を許しません。この先、企業業績に悪影響を及ぼす形で株価が大きく下落する可能性も十分あるでしょう。そんなときでも悲観的な未来を描くのではなく、「世界経済のさらなる成長を願う」気持ちを忘れないようにしたいです。
先日の選択は、結論からいえば、失敗でした。ただ、失敗したって何度でもやり直せる。私はFXで400万超を失いましたが、それでもこうして何とか立ち直っています。
「セミリタイア・経済的自由を達成するその日まで絶対に諦めない」という気持ちを持って、また資産形成に取り組んでいけたらと思っています。








