2024年4月の買付・配当金状況〜3銘柄を売却〜

ゆーたんです。2024年4月の買付・配当金状況のご報告です。

目次

2024年4月の買付状況

先日、Xにて少しポートフォリオを調整することをポストしましたが…

コロナショック以前から保有している高配当株の代表格であるたばこメーカーのMO(アルトリア)を92万円分、電気通信事業を手がけるT(AT&T)を43万円分、全て売却しました。このほか、大手おもちゃメーカーのHAS(ハスブロ)も売却しています。

2024年4月の売買記録(税金・手数料込の金額)

MO(アルトリア)を売却した理由

アルトリアは株価こそ低迷していますが、パフォーマンスはそれほど悪くなく、2024年は保有株の売却による自社株買いもあって、トータルリターンは年初来で10%超と同業他社のPM(フィリップ・モリス)やBTI(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)よりも良い数字をキープしています

私自身の投資も、最終的なキャピタルゲイン(値上がり益)こそドル建てでマイナスですが、配当込みでみれば1,300ドル近くの利益でポジションを終了することができました。S&P 500には及ばないですが、十分なプラスリターンも得られたので、そこまで悪くない投資だったかなと思います。

それでも売却したのは、アメリカだけで事業を行っていることのリスクを懸念したためです。もともと、私もこのリスクを懸念していて、SPYDの売却に伴う買い増しを除けば、2019年以来アルトリア株の買い増しをしていませんでした。

そして、紙巻きたばこの出荷量について、毎年5%程度の減少は織り込み済でしたが…2023年通期のアルトリアの紙巻きたばこ出荷量は前年比9.9%の減少でした。

このペースで減少し続けると、6〜7年で紙巻きたばこの出荷量が半分になる計算です。予想以上に減少ペースが加速していることから、値上げで数量減が補えなくなり、収益・EPS(1株あたり利益)が減少に転じる変曲点がより早まるのではないかと警戒しています

もちろん、アルトリアも電子たばこや加熱式たばこなど次世代製品への移行を進めていますが、加熱式たばこで先行するフィリップ・モリスや、電子たばこに強みを持つブリティッシュ・アメリカン・タバコと比較すると、まだ収益は小さく。

バリュエーション的には依然として割安ではありますが、自社株買いで同業他社よりもパフォーマンスが向上していたので、売るならこのタイミングなのかなと。

売却資金の大半は同業他社のブリティッシュ・アメリカン・タバコの買い増しにあてており、ポートフォリオに占める割合を3%超の水準まで高めています。アメリカでのメンソールたばこ禁止による収益減のリスクはありますが、同業他社と比較して、①配当性向が65%程度と低い、②配当利回りが9.9%と高く、イギリス株扱いで源泉徴収税もかからない、③世界中で事業をしており、電子たばこで強みを持つ点を魅力的に感じています。

たばこメーカーでブリティッシュ・アメリカン・タバコが減配を選択し、株価がボロボロになるような事態に陥ったとしたら、それこそ同業他社のフィリップ・モリスやアルトリアも無事では済まないだろうと。それなら一番割安な企業に投資しようといった具合です



T(AT&T)を売却した理由

AT&Tは2018年7月に初めて購入した思い入れのある銘柄です。2023年のNISA枠の端数で少額買い増した分を除き、2021年以降買い増しはしておらず、2022年に特定口座→旧NISA口座に移して、今日まで保有し続けてきました。

AT&Tについては、旧NISA口座が満期となる2026年まで保有し続けようか悩みましたが、利下げへの期待が薄れるなか、①負債が多く、信用格付けがBBBと低い、②EPS成長の見通しも限られ、増配も行われなかったことから売却目線に傾きました。

確かに配当金の無税をみすみす捨てるのは痛いですが、NISA口座でも米国株は配当の10%が外国源泉税として徴収されており、この税金は外国税額控除でも取り返せないものでした。源泉税は自分の場合、外国税額控除でほぼ取り返せるので、NISA口座と特定口座で保有した場合の差は、単純計算で配当の10%の差分であり、この数字にこだわるよりは、よりよいトータルリターンが期待できると(考える)株に投資したいなと。

ちなみにAT&Tの投資については、旧NISA口座単体でみればプラスですが、2018〜21年に特定口座で保有して一旦損失を確定させているので、その分も考慮すると、200ドルあまりのマイナスでポジションを終了することになりました。たらればになってしまいますが、21年に減配を発表した時点で売るべきでしたでしょうか…

AT&Tが私の予想に反して大きく株価が上昇した場合、この選択は誤りだったことになりますが、その場合、おそらく同業他社のVZ(ベライゾン)も(多少の程度の差こそあれ)上昇するだろうと考えています。電気通信の株を購入するなら、増配を維持しており、信用格付けもBBB+も高く、配当利回りも高いベライゾンを優先したいかなと思った次第です

そのほか、売却した銘柄・購入した銘柄について

大手おもちゃメーカーのハスブロは、長期保有というよりも、ある程度の値上がり益が出れば、売却することも視野に入れた投資でしたが…4%というわずかなプラスでポジションを終了しました。

一般消費財・サービスセクターは景気循環的な性質を持ち、EPSの変動幅、ボラティリティも大きいことから、長期投資には難しいセクターだなという思いを強く抱くようになっています

アパレル大手のNKE(ナイキ)や、大手コーヒーチェーンのSBUX(スターバックス)も株価は冴えないですし、配当王だったアパレル大手のVFC(VF Corp.)は2度の減配、高級家具などを手がけるLEG(レゲット・アンド・プラット)は89%の大減配となりました

スターバックスは配当利回りが3%を超えており、高配当株化しているのですが、ここから株価が20%、30%下げたとしても驚かなくて…個人的には買うにしても、もう少し押したところで待ちたいかなと考えています。

他方、購入した銘柄ですが、2024年3月の記事で「2024年4月の購入候補」としてあげていた銘柄が中心で、保有株の買い増しが軸です。

公益事業のNEE(ネクステラ・エナジー)を41万、産業ガスのAPD(エア・プロダクツ&ケミカルズ)を36万、医療保険のUNH(ユナイテッド・ヘルス)を30万円分購入しています。また購入候補としてはあげていませんでしたが、通信ケーブル大手のCMCSA(コムキャスト)の株価が思いの外下げていたので、19万円分購入しました。

ネクステラ・エナジーとエア・プロダクツ&ケミカルズは再生可能エネルギーや、水素など次世代エネルギーに期待しての投資です。ユナイテッド・ヘルスは、競合他社が予想を下回る決算で沈むなかでも、絶えず予想を上回る決算をあげています。規制リスクは避けられませんが、高齢化が避けられないなか、ヘルスケア企業が果たす役割はますます大きなものになると信じています

なおREITは配当再投資により物流施設など産業用不動産を手がけるREXR(レックスフォード・インダストリアル・リアルティ)に投資しています。



2024年4月の配当金状況

2024年4月は28銘柄より配当金を受領しました。配当金は税引前で$1,563.93、日本円換算で23.8万円でした

2000年代に入り、株式投資のリターンに占める配当金の割合は大きく低下しており、歴史的に市場を上回るリターンをあげてきた「配当貴族」も冴えないパフォーマンスが続いています。その背景には、配当金を支払わない大手ハイテク株が大きく業績を伸ばしてきたこと、直近では高金利の継続で配当株への魅力が薄れている事情もあるでしょう

まだまだ高金利が続きそうで配当株投資には逆風が続きそうですが、こういう逆風のときこそコツコツ配当株投資を続けていけたらと考えています。



2024年5月の投資方針

私個人でいえば、2024年は今のところ厳しい年になっています。

年初来でドルベースでは+2.6%、円ベースでは+12.9%上げていますが、高配当ETFに劣後している状況なので、全く満足のいく数字ではありません。

もっともしんどい、PFを押し下げている銘柄が総合ヘルスケアサービスのCVSで、第1四半期の決算で保険料支払いの増加とガイダンス引き下げを発表したこともあり、年初来で28%も下げています

そして、2番目にPFを押し下げている銘柄が高配当のカナダ銀行であるTD(トロント・ドミニオン)です。マネーロンダリング問題が業績の押し下げになると懸念されており、年初来で13%下げています。3番目は飲食料品大手のNESN(ネスレ)で、業績低迷により年初来では9%下げています

CVSはまだしも、TDやNESNは鉄板銘柄だと思っていましたが…この前の穀物メジャーADMの粉飾決算疑惑といい、個別株投資はそう簡単ではありませんね。もちろん半導体のクアルコムや製薬のメルクなど、好調な保有株もあるにはありますが💧

2024年5月の購入候補としては、以下の株を検討しています。

  • TD(トロント・ドミニオン銀行)
  • CVS(CVSヘルス)
  • JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
  • UPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)

先に述べた通り、ポートフォリオを少し調整したため、積極的に買い向かいたい銘柄は少ないです。

ここ最近では、TD、CVSが大きく株価を下げているので買い向かいたいのですが、TDはマネーロンダリング問題、CVSも2024年のガイダンスが引き下げられたことを鑑みると、当分は厳しいかもしれません。

株価が低迷しているものの、浮上のきっかけを掴みつつある企業という視点で考えると、JNJも選択肢に入るのかなと。

ベビーパウダーの訴訟問題もあって株価は低迷していますが、業績はそこまで悪くなく、配当利回りは3.3%、PERも14倍程度で歴史的に割安な水準です。先日、3度目の和解案提示で株価が大きくあげましたが、これを機に、ベビーパウダー訴訟問題が解決に向かうことを期待しています。

UPSはコロナ禍で電子商取引が拡大したことによる恩恵を受けましたが、現在はその反動とインフレによる賃金コストの上昇にも苦しんでいるでしょうか。とはいえ、電子商取引は長期的な拡大が見込まれることから、将来的な業績回復を見込んで投資する分には悪くないのかな…とは考えています

また選択肢にはあげていませんが、ここに来て、大手ハイテク株のGOOGGOOGL(アルファベット)やMETA(メタ・プラットフォームズ)や、CRM(セールスフォース)が配当金を支払い始めています。配当利回りは0%台と低いですが、今後2桁のペースで配当金を支払う可能性は十分にあると考えており、魅力的な配当株となる可能性を秘めており、注目しています。

もっとも、アルファベットやメタを購入するくらいなら、「S&P 500を買えばよいんじゃない?」という思いは正直あるのですが…笑

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