ゆーたんです♪
12月に入り、ボーナスが入っても、給与が入っても、ずっと新規投資をせずに、2020年のNISA口座が投資可能になるのをただ待っていました。そして、26~27日にかけて、ついにNISA口座への投資が可能になりました✨
というわけで、昨晩~今朝にかけて、これまで我慢してきたうっぷんを晴らすかのように、ポジションを動かしました。その一環として、Apple(アップル、ティッカー:AAPL)を半分売却しました。
(Image By:Adobe Stock)
今日はこの売却理由、および自分なりの個別株の出口戦略について書きたいと思っています♪
私のApple株との出会い
Appleについては、銘柄分析も書いていますので、よろしければどうぞ♪
今でこそ、Apple株は高値を更新し続けており、ある種の高揚感さえ感じますが、ちょうど1年前には「Appleはもう終わった」という空気感が蔓延していました(当時「1年後に株価が2倍になるよ♪」と言っても、誰も信じなかったと思います💦)
Appleの収益の過半を稼ぎ出す、iPhoneの最新モデル(当時はiPhone XR、iPhone XS、iPhone XSMax)が販売不振に陥ったからですね。いくらApp Storeなどに代表されるサービス部門の収益が伸びているといっても、肝心の稼働台数が減ってしまえば、元も子もないからです。
もちろん昨年の12月は、最高値から一時20%近く株価が下落するなど、調整局面入りしましたが、それを差し引いてもApple株の下落幅(2018/10の232ドル→2019/1の142ドル、約39%の下落)は大きかったです。
そんなAppleを私が買ったのは3月6日です。株価も反発して174ドルになっていましたが、年初来ベースだと、当時はまだ11.1%程度の上昇(S&P 500も10.6%の上昇)でした。
2018年の実績EPSで見たPER(株価収益率)は14.7倍程度と、情報技術セクターにしては、あり得ない!ってくらい安かったです。9か月ほどで、自分の買値からも65%ほどの利益が出るとは思ってもみませんでした✨
満を持して投入した最新モデル(iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Max)の売れ行きが好調であること、サービス部門が順調に成長していることなどが、要因としてあげられています。もっとも、今年の上半期ごろは明らかに過小評価されていたとは思いますが…
なぜApple株を売ったの?
もちろん、まだまだApple株は上昇する可能性があると思っています。しかし、ここでいったん売却をしたのは以下の理由からです。
2019年の実績EPSで見たPERは24倍を超えていて、予想EPSで見たPERも22倍前後となっている
購入時は1.8%あった配当利回りが、1%近辺まで下がってきた
2019年のiPhone単体の売上高は前年比で-13.6%(売上台数は非公表)、全体の売上高は-2.0%。稼働台数が減れば、サービス収益頼りにも限界が訪れる可能性がある。
ここ数か月、Appleの上昇幅がかなり大きく、利益確定売りを検討していましたが、今年の最安値からの上昇率が100%を超えたポイント(つまり株価が2倍になったポイント)である284ドルを一つの目安にしていました。
今週に入ってこのポイントに到達したので、改めて方針を検討し、①②の理由から、「ちょっと買われすぎじゃない?」ということで、いったん利益確定をしておこうという気持ちが働きました。
一応、③としてiPhoneの売上高が減少していることを挙げましたが、実はこの点に関してはあまり心配していません。
銘柄分析記事にも書いていますが、Appleは高いブランド力を有していますし、何より、アクティブ端末の数がiPhoneだけで9億台もあるのが強みです(2018年末)。今後もサービス収益は安定成長を遂げると思っています✨
利益確定は分割売却がおすすめ♪
以前、11月にアメリカの主要3指数が最高値を更新したことを受けて、以下の記事を書きました♪
基本、私は長期で保有し続けるスタイルですが、個別株については、将来が不確実(ずっと右肩上がりとは限らない)ので、「個別株であれば利益確定も視野に」と書いています。今回のAppleの売却もその方針に沿ったものです。
これ以上保有する気がない株はもちろん全て売却したほうがよいですが、今回のAppleのように、保有意欲があるけれど、利益確定したいという株もあることと思います。
その場合は、すべてを売るのではなく、例えば3分の1、もしくは半分など、分割して売却するのがおすすめです♪
一括して売却してしまうと、株価が上がってしまったときに、「あのとき売らなきゃよかった」と後悔しがちです。一方、利益確定しようと思いつつも、保有し続けた結果、株価が下落に転じてしまい、「あのとき売ればよかった」ということも多々あるでしょう。
そのいいところどりをしようというのが、分割売却です。株価が上げれば、保有株の価値は変わらず上昇するので嬉しいことですし、株価が下落しても、既に一部を利益確定しているので精神的なダメージは小さく、買い増しも狙えます。
「最安値で買って、最高値で売る」というのは、理想ではありますが、現実的には難しいです。すべてを取ろうとはせず、確実に利益を積み上げていくことが大切だと思っています♪
あとがき
高値警戒感と利益確定のため、今回Apple株を一部売却しましたが、Apple株が、長期で保有する対象に値する株であるというスタンスは変わりません。
さらに上昇していってしまう可能性も秘めていますが、株価が下がってくるようであれば、(配当利回りはあまり高くなくても)買い増したい数少ない株の一つです♪
今回Apple株を半分(5株)売却したことで、投資元本の75%ほどを回収できました。これでもうApple株がいくら下がろうと、気にすることなく過ごせそうです。残りの株は大切に保有し続けようって思っています✨