ゆーたんです♪
2020年初の株式市場は、アメリカによるイランのソレイマニ司令官殺害で緊張感が高まったのもつかの間、アメリカとイラクの全面衝突が回避されそうだということで、株価がぐんぐん値上がり&為替も円安方向に振れています。

(Featured image by:Shutterstock)
私は、資産のほぼすべてを株式に投資しているフルインベストメントといった投資方針をとっているので、株高&円安は、当然喜ばしいことなのですが、一抹の不安が頭をよぎります。
今日はこの件について書いてみますね。
実績PER、予想PERは上昇傾向
私は昨年の4月より、S&P 500の月末のPER(株価収益率)を定点観測しています。以下、グラフ化してみました✨

見ての通り、PERが2019年5月以降、一貫して上昇傾向にあるのが分かります。2020年1月に入り、実績PERはついに23倍に到達しました。企業利益の拡大スピードよりも、株価の上昇スピードが速いということですね。
もちろんPERだけでは「割高・割安」を判断できませんが、これだけPERが上昇していると、個人的には「割高なのでは?」と思っています。
直近3か月間のS&P 500の上昇率は+12.2%であり、確認した限り10/8を最後に1%を超える下落がありません。さすがにこのままのペースで上昇を続けていくことは考えにくいです。必ずどこかで停滞・調整局面がやってくるのではないかと思っています💦
わずか3か月前、あれほどリセッション(景気後退)が騒がれていたことを思い出してください。このとき、私は「過剰反応しすぎ」だと思い、株価の下落を恐れるなという趣旨の記事を書きました。

結果を振り返れば、この下げは一時的なものでした。株価が史上最高値を更新し続けているなか、リセッション懸念はどこかに吹き飛んでしまい、上げ潮ムードが漂っています。だからこそ、私は言います。「いつまでも上げ潮相場は続かない」と。
割高でも株式を売却する必要はない…だけれど
こういうことを言っていると、「株式を売ったほうが良いの?」と考える人もいるかと思いますが、長期保有を前提とするならば株式を売却する必要はないと思います。
以前、2019年11月に史上最高値を更新したときに以下の記事を書きましたが、基本的なスタンスは変わっていません。繰り返しで恐縮ですが、今後も世界経済が安定的に成長していくことを踏まえれば、それに伴って、株価の裏付けとなる企業業績も上昇していくと考えているからです。

必ずどこかで停滞・調整局面がやってくると書きましたが、いつやってくるか、どのくらいの期間続くかを予想することは困難です。
いたずらに現金比率を高めすぎることは、かえって機会損失(もうけそこない)になっています。かといって、現金比率を大きく下げるような、前のめりな投資行動も避けたほうが無難だと思っています💦
自分の決めたルールに沿って淡々と投資をすることが最適解になるでしょうか。相場環境は1,2か月でガラッと変わります。こういうときだからこそ、冷静な目線・判断が求められると思っています。
あとがき
今月もまだ9日間しか経過していませんが、S&P 500が+1.4%となっている反面、私のポートフォリオ(YUHID)は+0.14%にとどまり、12月の健闘から一転して、だいぶ置いていかれてしまっています。AAPL(Apple)株の驚異的な値上がりを前にして、正直いって心は揺さぶられます。
ましては最近、投資金額を増やしているのが、一番の不人気セクターでパフォーマンスがさえない、エネルギーセクター(だって…高配当ですしねえ…)なので、世間の流れとはある意味で逆行していますね💦
「人の行く裏に道あり花の山」という言葉があります。この言葉は、株式市場で利益を獲得するためには、他人とは違う、逆の道を歩まなければならないという格言です。そのことわざ通りに進めばよいのですけれど…✨








